気になり過ぎる時はご用心!
自信のない箇所をつい鏡でチェック…。他人から見ると全然問題がない事でも、極端になると身体醜形障害の可能性が出て来ます
自分に対して自信を持てるかどうかに、他人の評価は影響大。他人からの評価の一つに、「見かけ」があります。人から見たときの外見を気にし始めると、鼻、目、あごなど顔の造作、脚、プロポーション、あそこの形、サイズといったものまで体の至る所が深刻な悩みになり得ます。

「自分の体のパーツが他人と比べるとまずいのではないか」と強迫観念が絶えず頭の中に入って来るならば、心の病気に近い状態です。今回は、自分の体のパーツへの醜形恐怖が生活を麻痺させてしまう、身体醜形障害についてお話したいと思います。


身体醜形障害の特徴

他人から見ると特に問題なく、あったとしても軽度の場合でも、身体醜形障害になってしまいます。極端に体のパーツが気になるようになってしまう背景には、社会文化の影響もあるのです。

例えば、美尻がもてはやされる(?)この頃、奥さんから「男はやっぱり美尻よね」と言われて、ジム通いして美尻を目指すようになったとします。それはそれで結構なのですが、もしも、自分の尻の形を忌み嫌うようになり、お尻についてのからかいやコメントを恐れる余り、お尻を見せられなくなってしまうと、身体醜形障害に近い状態です。

身体醜形障害になってしまうと自分に自信が持てなくなり、他人の視線に対して敏感になりやすいです。ひどくなると、マスク、手袋、コートなど不自然な格好をしてでも気になる箇所を隠したくなり、また、嫌に思っている体の部分を鏡で何度も確認してみたり、それを見るのが嫌な余り、鏡を避けるようになったりもします。

症状が進むと、他人の視線がコンプレックスを感じる体の部分に向くのを恐れる余り、人とコンタクトが取るのが困難になり、社会的に孤立しやすく、その人の社会的機能が大きく障害されてしまいます。

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