骨粗鬆症予防の鍵は、骨密度を高めること。これまではカルシウム豊富な乳製品を食べることが推奨されていましたが、果物にも骨密度を高める作用があることがわかりました。

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フルーツ
フルーツを摂取した方が骨密度はUP

骨密度upにフルーツが効果的?

骨密度とは、骨の硬さを示す指標で、単位面積当たりの骨量を示します。女性は、閉経を迎える頃から、ホルモンの関係で骨密度が低下していき、ひどくなると骨がスカスカ状態の骨粗鬆症になり、腰痛になったり、骨折しやすくなるので、注意しなければなりません。

骨密度を高めるために、これまではカルシウムを含み消化・吸収がよいといわれている牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品が推奨されていました。しかし乳製品だけでなく果物の摂取も効果的であることが最近わかりました。

イギリスの調査で、月経閉止前の45~49歳の女性994人を調査したところ、フルーツと牛乳の摂取が少ない女性では、摂取量の多い人に比べ、骨密度が低いと報告され、食物繊維や亜鉛、マグネシウム、カリウムの摂取が多い人では、骨密度が統計的に有意に高いことが分かりました。

さらに、アメリカでの疫学調査でも、男性ですがフルーツと野菜の摂取量が多いと骨密度の低下が抑制されるという報告があります。

レモン
クエン酸が骨密度UPの鍵。カルシウムの吸収を助けます

果物のクエン酸が鍵!

フルーツは、それぞれに成分が異なりますが、日本の伝統食である小魚や乾物などと比べると、それほどにはカルシウムが多量に含まれているわけではありません。

ではなぜ、骨密度が高くなるのでしょうか?

茨城キリスト教大の板倉弘重教授のグループは、55歳前後の女性12人を対象にレモン摂取と骨密度との関係を調査しました。2つのグループに分かれてどちらもカルシウムの多い食事をしましたが、一方のグループは、1日1個のレモン(約4~5gのクエン酸)を摂取しました。

3ヵ月後、レモンなしのグループの骨密度が0.5%下がり、レモンを摂取したグループは0.7%上昇しており、この結果から、クエン酸には、カルシウムの吸収を助ける働きがあることが分かりました。

また、イギリスの調査も踏まえて、マグネシウムやカリウムなどのミネラルやビタミン、食物繊維も含まれるため、果物を摂取することで年齢が高くなっても骨密度が維持されるのではないかと考えられています。

サプリメントなどでカルシウムだけを補給するよりも、いろいろなビタミンやミネラルが含まれて相乗効果のあるフルーツをとる方が効果的と言えそうです。

<参考/果物&健康NEWS Vol.44>

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