食と健康/メンタルヘルスの食事・レシピ

うつ病対策にもサカナ♪?(3ページ目)

心疾患の予防改善、ブレインフーズとして知られる魚油に含まれるn-3系脂肪酸。近年は躁うつなどの症状にも有効だと言われ、ますます注目度がアップです。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

n-3系脂肪酸が含まれている亜麻=フラックスシード

n-3系脂肪酸は体内で作る事はできません

n?3系脂肪酸を含めた脂肪酸については、次回詳しく説明しますが、今回は、n-3系脂肪酸を含む食べ物についてご紹介しておきましょう。

n-3系脂肪酸は、脂肪の中で一番柔らかい性質があり、細胞膜を柔らかくして、血液の流れがサラサラにする働きがあります。またコレステロールを下げる、脂肪を適切に代謝する働きなどもあります。こうした働きにより、心臓疾患や糖尿病、脳卒中、関節炎、肥満などの生活習慣病の予防、アレルギーを抑制する効果があると言われています。

n?3系脂肪酸は体内では合成されないので、それだけに積極的にとることが推奨されているのだと思います。

n-3系脂肪酸を含む食べ物

n-3系脂肪酸の種類と、多く含まれている食べ物は次の通りです。

●エイコサペンタエン酸(EPA)=サバ、ハマチ(養殖)、キンキ、マイワシ
●ドコサヘキサエン酸(DHA)=ウナギ、マグロ(トロ)、ブリ、サバ、サンマ
●α?リノレン酸=エゴマ、シソ、フラックスシード
αーリノレン酸は、体内に入ってからEPA、DHAへと代謝され、EPA・DHAの作用が期待されますので、魚だけでなく植物性のものも食べるとよいですね。

<注意>
●魚の脂肪は酸化されやすいので新鮮なものを選びましょう。
●n-3系脂肪酸は、血液サラサラ効果がありますが、人によっては出血が多くなったり、出血がとまりにくいことがあります。特にサプリメント等で濃縮した分量を取るとき等は注意が必要です


■関連リンク
ストレス・うつ病について
ブレインフーズでストレスに対抗(食と健康)
気分障害(うつ病・躁鬱病)(心の病気)
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N-3系脂肪酸を含む食べ物
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