うつ病の原因の一つとして気になるのは、ダイエットなどをしすぎて栄養が偏りからなるケースです。これは、人間関係や労働条件などの環境からくるストレスとは違って、自分で改善しやすい問題ですね。今回は、ダイエットとうつ病の関係についてご紹介します。
<CONTENTS>
- やせたい願望の強い女性はご注意……P.1
- タンパク質不足が「うつ」を招くことも……P.2 女性ホルモンが減ればセロトニンも減る……P.3
うつの症状に自分で気がつかない人も多い?
うつ病の症状に気がつかない、気がついていても病院にいきにくくて、治療をしていない人も多いのが現状です。 |
うつ病は、早期発見・早期治療が大切だと言われている一方で、辛い症状に悩んでいても、自分で気がつかずに、あるいは受診しづらいことから、病院にかかっていいない人は3/4にものぼるそうです。
「うつ病」は、どんなものなのか、「憂鬱」とはどう違うのか、詳しいお話は、ストレスのガイドさんのサイトや、幼児教育のガイドさんのサイトなどをご参考に。
やせたい願望の強い女性たちはご注意
平成14年 国民栄養調査では、現代の子どもと30代から60代の男性の約3割が肥満傾向であるる一方で、若い女性の「やせ」が増えていることも気になります。20~29歳の女性の約26%(平成14年)がBMI18.5以下の低体重であり、30~39歳の女性も、昭和57年の約8%と比べて平成14年は約15%に増加しています。また首都圏の中学生の女子の約7割が「やせたい」願望があるという調査があります。私の娘が小学6年生の時に、「クラスのお友だちが、やせる薬を買って飲んでいる」と聞いてきて、驚いたことがあります。今は思春期も低年齢化し、ファッションに興味が出てスタイルを気にしだすのも早くなっていますが、栄養バランスのとれた食事の上に成り立つダイエット法というよりも、部分的な情報だけを取り込んでしまうのは怖いなと思います。
こんな育ち盛りの子どもたち、そして子どもを産み、育てる時期の若い女性たちが、過剰なダイエットで栄養が偏ったり不足することで、うつ病につながることもあるのです。
どんな栄養素が不足すると「うつ病」につながるのでしょうか? それは次のページで・・・・>>