緑茶を飲むときの注意
テアニンをしっかりとりたい時は60度程度、カテキンをしっかりとりたい時は80度くらいの高温でいれましょう。 |
・カフェインは、薬との飲み合わせが悪く、薬が効きすぎたり、効かなかったりする場合があります。薬をお茶で飲むのは止めましょう。
・カフェインの影響を受けやすい人は、眠りにくくなったりしますので、飲み過ぎには注意が必要です。
うまく成分を引き出すには
リラックス効果があり新茶に多く含まれるテアニンは、60度くらいでお湯でじっくり引き出す方がよく、旨味が多いまったりとした味わいが引き出せます。またカテキンは、新茶よりも後の2番茶、3番茶の煎茶や番茶に多く含まれ、80度以上の高めの温度で溶け出します。ただしあまり抽出時間が長いと、渋みばかりが強くなるので注意してください。
飲むだけでなく食べて無駄なく栄養摂取
お茶の葉に含まれている成分には,お湯を注いで、溶け出る「水溶性成分」と溶け出さない「不溶性成分」があります。水溶性成分にはカテキン、カフェイン、ビタミンC、テアニンなどがあり,不溶性成分にはβ-カロテン、ビタミンE、食物繊維などが含まれています。前回の記事のレシピのように、お茶の料理を楽しんだり、飲んだ後の茶葉を料理に使うと茶殻に残ったβ-カロテンやビタミンEなどの有効成分も摂取でき、なおかつ生ゴミも減らすことになりますから、お料理にも使ってみてください。
またお茶さえ飲めば、肥満にならない、生活習慣病にならないというわけではなく、きちんと栄養バランスを考え、適量の食事や運動、休息を心がけることが大切なのは言うまでもありません。
■関連リンク
●新茶衣の天ぷら(食と健康)
●活性酸素を食べ物で退治(食と健康)
●ポリフエノールの仲間を知ろう(食と健康)
●血糖値コントロールは健康の素(食と健康)
●心身の元気アップにコーヒー(食と健康)
「食と健康」のメルマガは、毎月第1.3月曜日に発行しています。最新記事やおすすめリンクのお知らせ、食と健康に関わるイベント情報や、記事になる前のhotな情報など盛りだくさんです。ぜひご登録を。