カナダ/ウィスラー

ウィスラー(4ページ目)

バンクーバー冬季五輪ではアルペンスキーやボブスレーなどの競技会場として注目を集めたウィスラー。北米でも有数のスキーリゾートですが、夏も魅力的な山岳リゾート。そんなウィスラーの魅力を紹介します。

執筆者:下村 猛

ウィスラーのエリア2 ウィスラー・ブラッコム山頂付近

ウィスラー山頂からの風景は雄大!undefined(C)Tourism Whistler

ウィスラー山頂からの風景は雄大! (C)Tourism Whistler

冬はスキー・スノーボードのゲレンデ、夏はゴンドラ観光、ハイキング、マウンテンバイクと、ウィスラー・ブラッコムでは夏冬問わず様々なアクティビティや観光が楽しめます。

ウィスラーはボーダーにとってもパラダイス!undefined(C)Tourism Whistler

ウィスラーはボーダーにとってもパラダイス! (C)Tourism Whistler

ウィスラー山(標高2182m)とブラッコム山 (標高2284m)の2つの山に広がるゲレンデは、コース総数が200以上と北米最大級であり、頂上付近の年間降雪量は10m以上! 北米のみならず、カナダが世界に誇るゲレンデといっても過言ではありません。冬のウィスラーの魅力はウィスラー・ブラッコムのスキー・スノーボードの記事をご参照ください!

一方、夏はゴンドラが観光やハイキング、マウンテンバイクの足となり、特にピークアドベンチャーという名前で夏の観光ゴンドラとして人気を集めていました。ゴンドラとリフトを乗り継ぐことで、ウィスラー山頂まで誰でもアクセスでき、標高2000m以上の山頂からの大パノラマを楽しむことができましたが、夏冬ともにウィスラーとブラッコムは一旦ふもとのビレッジまで降りてこなくてはいけないのが難点でした。しかし、2009年に登場した新しいゴンドラ「ピーク2ピーク」が、その不便さにピリオドを打ちました。

 

ウィスラー山とブラッコム山にかかるピーク2ピークundefined(クリックで拡大)undefined(C)Tourism Whistler

ウィスラー山とブラッコム山にかかるピーク2ピーク (クリックで拡大) (C)Tourism Whistler

さて、このピーク2ピーク、英語ではPeak2Peakと書きますが、これはPeak to Peakという言葉のtoの部分を同じ発音のトゥーに掛けています。すなわち、ウィスラー山頂(=ピーク)から(=to=2)ブラッコム山頂(=ピーク)を結ぶという、ものすごいゴンドラなのです。このゴンドラ、走行距離4.4kmのうち、途中3.024kmは支柱がなく、谷間からの高さは436m! この2つはもちろん世界記録。これにより、冬のゲレンデ間のアクセスが劇的に向上するとともに、夏の観光もバージョンアップ! ふもとまで下りずに、ウィスラーからブラッコムに移動できるようになりました。

このピーク2ピークゴンドラは、ウィスラー山の8合目付近にあるラウンドハウスロッジ(1849m)とブラッコム山8合目付近にあるランデブーロッジ(1859m)を結んでいます。ウィスラーからアクセスする場合は、ゴンドラでラウンドハウスロッジまでアクセスし、そこからピーク2ピークゴンドラへ。ブラッコムからアクセスする場合は、ウィザードエキスプレスリフトとソーラーコースターリフトの乗り継ぎでランデブーロッジにアクセスし、そこで乗換え。

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ウィスラー山頂へはリフトを使ってアクセス (C)Tourism BC

ウィスラーの山頂へはラウンドハウスロッジから少し歩いたところにあるピークチェアというリフトに乗り換えて、簡単にアクセス可能。頂上からはウィスラービレッジはもちろんのこと、ウィスラー山の周囲にある湖や山々など360度の大パノラマを楽しむことができます!

<DATA>
Whistler Blackcomb
アクセス:ウィスラービレッジ、アッパービレッジ(ブラッコム)のいずれからも乗車可能

※夏シーズン(2013年度)
営業期間:5月25日~10月14日(9月中旬以降は週末のみ)
営業時間:10:00~17:00
料金(税別):大人42.95カナダドル、シニア(65歳以上)・ユース(13~18歳)35.95カナダドル、子供(7~12歳)19.49カナダドル

※冬シーズン(2013~2014年度)
営業期間:ウィスラー11月16日~4月21日、ブラッコム11月28日~5月29日
営業時間:8:30~15:00または16:00(季節により異なる)
料金(税別):大人子供共通1日券93カナダドル、2日券から最長15日券までのディスカウントリフト券あり。料金は季節、年齢、日数などにより異なる。詳しくは公式サイトにて
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