ハーブとは
ハーブは古くから民間薬にも用いられてきた |
日本でハーブという言葉が認知されるようになってからまだ歴史は浅いものの、手軽に育てられることもあってガーデニング素材としても人気を集めています。 ハーブの持つ効能はそれぞれの植物によって異なりますが、気分を爽快にさせたり不安感を和らげるようなリラクゼージョン効果や抗酸化作用などが注目されています。
ハーブを料理に使う
様々な料理に活用できるハーブ
西洋アサツキの別名を持つチャイブは、薬味として重宝します。葉を収穫して利用するには花をつけないほうがよいのですが、ピンクのネギボウズ状の花も可愛いらしく、こちらはエディブルフラワーとして利用できます。
タイムやローズマリーは肉の臭みを消したり、風味付けとして用いられます。フェンネルは魚料理に良く合うハーブですが、我が家ではあまりに大量に収穫できたため、例の細~い葉っぱを天ぷらにしてみました。茎葉を何本かまとめて、薄めの衣をつけて揚げるのですが、ポテトチップス感覚でパリパリ食べられます。たくさん採れたら、ぜひ一度お試しあれ。
ハーブをお茶で楽しむ
ティーは、ハーブのポピュラーな利用法
ただし、カモミールやレモングラスなどホルモンに作用したり子宮を収縮させる働きがあるハーブもあるので、飲用する場合、妊婦は注意する必要があります。 また、始めての方や飲んでみたけどちょっと苦手……という方は、紅茶に少しだけプレンドするという楽しみ方もありますよ。
ハーブバスを楽しむ
ハーブはバスルームでも活躍する
ハーブバスの他にもハーブを使ったスキンケアとして、フェイシャルスチームやフットバスを楽しんだり、ハーブ石鹸やリンス、ローションなどを作ることもできます。
ハーブをポプリやサシェにする
精油を使ってポプリ作り
できあがったドライポプリを小さな袋に詰めたサシェも、ハンドメイドしてみてはいかがでしょう。枕元に置けば安眠を誘い、タンスの引き出しに入れれば防虫効果が期待できる、ラベンダーはサシェに一押しのハーブです。
ガーデニングでのハーブ
アプローチ沿いにカモミールを植えた庭 |
ハーブは、特有の芳香を持つものが数多くあります。それらは、触れることでより一層香り立ちます。タイムやカモミールのように匍匐(ほふく)、あるいは草丈の低いハーブをアプローチ沿いに植えておけば、歩くたびに芳香を楽しむことができるでしょう。
また、ハーブはその独特の香りや殺菌力で病虫害を避ける、コンパニオンプランツにもなります。チャイブやナスタチウム、ニンニク、バジルのように、それ自体が料理に使え、なおかつコンパニオンプランツにもなるハーブは、小さなキッチンガーデンではとてもありがたい存在です。