「家庭菜園をはじめたいけれど庭がない」「ベランダ菜園ではなく、もっと本格的な野菜づくりがしたい」という方でも、市民農園を活用すれば本格的な家庭菜園を楽しむことができます。ここ数年、民間企業の参入により、様々なタイプの農園が開設されてきています。その種類や選び方について紹介しましょう。
市民農園とは?
市民農園には、大きく分けて次の4種類があります。
- 地方公共団体が開設しているもの
- 農業協同組合(農協)が開設しているもの
- 農地を所有する農家等(個人)が開設しているもの
- 民間企業やNPO等が開設しているもの
農林水産省によると、市民農園の開設数は年々増加しており、2008年の調査では全国で3273農園が開設されていました。中でも都市的地域に開設されている農園の区画数は、全国の市民農園の約8割を占めており、都市に暮らす人々にとって身近な状況になってきていることがうかがえます。
最近は、民間企業がビルの屋上や線路の上など、既存の農地ではない土地に開設する事例も増えてきており、空き空間の利用方法のひとつとして市民農園を選ぶというケースが増えてきているようです。
市民農園はどうやって探す?
自治体のHPなどをこまめにチェック!
例えば、地方公共団体が運営している場合、市町村の農政課(地域によって呼び方が違う場合もあります)が担当しており、大抵、それぞれの自治体のホームページに募集期間や料金などの情報が掲載されています。空き状況やキャンセル待ちの状況など、詳しい情報については、直接問い合わせてみるのが早いようです。
地方公共団体・農協・農家が開設している市民農園については、農林水産省のホームページ
全国市民農園リストから調べることもできます。民間企業やNPO等が行っている農園については、それぞれ、運営団体ごとに情報を提供しています。