良い種の選び方
ところで、種の入っている袋の裏側、読んだことがありますか?この小さなスペースには、実は様々な情報が載っていて、ここを解読することが、良い種を選ぶ第一歩となります。特にチェックしたいポイントはこの3点。- 発芽率…その種子を一定の条件で発芽させた際の、播種数に対する発芽数の割合のこと。発芽率が低いと、育ち方が均一でないことがある。
- 採取年月日…種は、古くなるほど発芽率が落ちてくるので、新しいものを選ぶ。
- 耐病性…なるべく病気にかかりづらい品種を選んだほうが、手間がかからず失敗が少ない。
種は、水や光などの発芽の環境が整うまでの間、最小限の生命維持活動で待機を続けていて、ほとんどの品種は、4年程度で発芽力を失うといわれています。しかし、高温多湿の環境下に置かれていると、この期間が短くなる傾向があります。ですから、雨や直射日光が当たっているような売り場に売られている種は、おすすめできません。種が余った場合も同様に、封筒などの湿気のこもらない袋に入れて、冷暗所に保管しましょう。
良い苗の選び方
良い苗とは、新鮮で元気な苗のこと。良い苗選びの基本は、野菜売り場で新鮮な野菜を選ぶのと同じです。良い苗のポイントは、下記のとおり。- 茎が太く、根がしっかりしている。
- 葉の色が濃い緑色をしている。
- 節と節の間が詰まっていて、だらりと伸びた印象がない。
また、芽や葉の色が黄色や茶色に変色していたら、病虫害を受けている可能性もありますので、葉の裏なども丹念にチェックしましょう。
このように、生産者名や生産履歴を表示して苗を販売しているお店もあります |