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キャットフードの種類と選び方(3ページ目)

様々なタイプのキャットフードが販売されていますが、何を基準にどんなフードを選べばよいでしょうか。キャットフードの種類や内容、選び方、サプリメントなどの情報をアドバイスします。

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド


キャットフードの種類

  1. ドライタイプ
    水分が10%以下に抑えられビスケットのように焼き上げられたカリカリのフードです。栄養価が高く、適度な堅さがあるので、猫の歯に歯垢がつきにくく、便の状態を一定に保つことができます。必ず新鮮な水をたっぷり用意して、いつでも飲めるようにしてあげてください。 
  2. セミモイストタイプ(半生タイプ)
    ドライタイプとウエットタイプの中間タイプです。セミモイストタイプは水分含量が25~35%程度あり、柔らかい感触なので子猫や老猫は食べやすいでしょう。しかし、歯垢がつきやすいので要注意。水分を保持するために潤滑調整剤が使用されています。製造方法の違う「ソフトドライタイプ」と「セミモイストタイプ」があります。 
  3. ウエットタイプ
    75%以上の水分を含んだ缶詰、パウチ、アルミトレイなどの商品です。猫の嗜好性をあげるために様々な香り付けや材料が使われていて、肉や魚の身がそのまま入っているものやペースト状に混ざったもの、スープ上のタイプなど色々あります。開封すると冷蔵庫に入れても1日程度しか保存できないので、早めに与えましょう。食べ残したものは20分程度で捨てて、出しっぱなしにしないでください。

キャットフードを保管するときの注意

未開封のフードでも保存場所によっては品質低下を招きますので、直射日がの当たらない、気温・湿度変化の少ない場所に保管しましょう。

ドライフードでもいったん封を切ってしまうと酸化を始めるので、密封容器に移し替えて、直射日光を避け、湿気の少ない場所で保存してください。保存方法が悪いと、賞味期限内でも傷んで猫の食欲が落ちることがあります。猫はニオイで食べ物の良し悪し・好き嫌い・食べたい食べたくないを判断する動物なので、酸化が始まりニオイに変化が出てくると食いつきが悪くなります。2週間以内に使い切る量を購入するのがベストです。もし大きな袋を購入して2週間以内に使い切らない場合は、密封容器に小分けにして冷凍庫や冷蔵庫などで保存してください。

ウエットタイプのフードや手作りフードは、ドライフードに比べると賞味期間が短いので、食べる用だけ取り分けたら密封容器に入れ冷蔵庫や冷凍庫に保存してください。猫は冷たい食品=ニオイが少なくなっていると食欲がなくなるので、冷蔵庫から出したものをそのまま与えず、電子レンジの解凍で人肌程度に暖めてください。冷蔵庫に保存する場合は1日程度、冷凍庫でも1~3ヶ月です。
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