成長や体調にあったキャットフードを選ぶ

猫の成長段階によって必要とする栄養素やエネルギー量が異なります。最近は成長段階に合わせたフードが各社から発売されていますので、それぞれの成長段階に合わせたものを選んでください。

成長や体調にあったキャットフードを選びましょう

成長や体調にあったキャットフードを選びましょう


市販されているキャットフードには、カロリー表示と体重によって与える量が記載されていますが、個体差や運動量などによっても必要な量が変わってきます。記載されている分量はあくまでも目安とし、猫の体型や体調、食べ方、欲しがるタイミングを観察し、与える量を調節してください。

猫に必要な標準カロリー(参考値)は、以下で計算できます。
  • 体重(kg)×10週齢:250 
  • 体重(kg)×20週齢:130 
  • 体重(kg)×30週齢:100 
  • 体重(kg)×40週齢~50週齢で活発な個体:80 
  • 体重(kg)×40週齢~50週齢で不活発な個体:70
猫は一気に食事を摂るのが苦手で、日に何度も少量ずつ何度も食べたがります。子猫から成長期にかけては高エネルギーが必要なので、1日2回欲しがるだけ食べさせて、それ以外の時間帯は少量の置き餌を用意してあげてください。

傷みにくいドライフードは置き餌に適していますが、一度口をつけたフードには猫の唾液などが付着し、腐敗が進みます。半日以上食べ残したものは全部捨てて、清潔な食器に新しいドライフードを入れてあげてください。継ぎ足しは厳禁です。ウエットタイプの缶詰などは腐敗が早いので、梅雨時・夏場は20分以上置かず、食べ残していたら全部捨ててください。

猫がどの程度の量を食べるかわからない場合は、最初は少量ずつ入れ、食べきったら数時間あけて新しく用意するのがよいでしょう。

  • ほ乳期(生まれてすぐ~生後3~5週):1日/5~8回
    子猫の世話ができる母猫がいれば、お母さんのオッパイに勝るものはないので、お母さんに任せてOK。お母さんが子育てに馴れていなかったり、子猫の数が多くて母乳だけで足りない場合は人工乳で補う必要があります。人間用牛乳の乳糖を分解できない猫が多いので、絶対に牛乳を与えないでください。子猫専用の粉ミルクを利用してください。
     
  • 離乳期(生後3週~1ヶ月半くらい):1日/3~4回
    離乳のスタートは、子猫の離乳用ペースト状の缶詰や動物病院で処方してくれる高栄養食の缶詰が最適です。ペースト状の缶詰を指に少し取って、子猫の口を開け上あごにこすりつけて舐めさせます。最初はひと舐めからスタートし、徐々に舐めさせる量、1日の回数を増やしていきます。

    離乳期の当初は離乳食だけでは必要量を食べることができませんので、母乳か粉ミルクを併用します。子猫が自ら皿のものを舐められるようになるには、個体差によりますが離乳をスタートしてから5日~2週間ほどかかります。離乳食は、1日4~5回程度与えます。徐々に自分で食べるようになってきたら1日3回にし、量は食べたがるだけ与えます。

    いつもウンチの様子を観察し、下痢を起こしたらいったん離乳食をストップ。下痢が治ってから再度少しずつ与えます。順調に離乳が進んできたら、ベビー用のドライフードを与えます。子猫の中にはペースト状のフードを嫌がり、何度あげても自分から食べない子もいますが、ある日、突然いきなりドライフードを食べ始めたりすることがあります。子猫に食べやすいだろうと、ドライフードをお湯でふやかす人がいますが、ふやかしたフードをひどく嫌う猫もいます。ベビータイプのドライフードは柔らかめに作られていますので、ふやかさないでそのまま挑戦させた方が良いでしょう。体調や体型、便に問題がなければ、食べたいだけ与えてOKです。
     
  • 幼児期(生後1ヶ月半~4ヶ月):1日/3回
    良質なタンパク質とエネルギー量が必要な時期です。ベビータイプのドライフードを中心に与えてください。体調や体型、便に問題がなければ食べたいだけ与えてOKです。
     
  • 成長期(生後4ヶ月~7ヶ月):1日/2回
    ベビータイプから、キトン(子猫用)タイプに変更します。体調や体型、便に問題がなければ食べたいだけ与えてOKです。
     
  • 成猫(7ヶ月~7歳):1日/2回
    7ヶ月前後に去勢・不妊手術をした後、急激に体重が増え出した場合はライト(カロリー少なめ)タイプに変更しますが、体重増加が緩やかな場合は成猫タイプでOKです。動物病院では、去勢・不妊手術後の体重管理を目的とした療法食タイプのフードを用意しているところがありますので、手術の際に相談しても良いでしょう。猫の体重や体型、活動量によって食べる量を管理します。
     
  • 中年期(7歳~10歳):1日/2回
    健康状態に問題がなければ、成猫タイプまたはライトタイプ(体重管理)を。猫の体重や体型、活動量によって食べる量を管理します。
     
  • 老齢期(10歳以上~):1日/2回
    すべての猫が老齢期というわけではないので、特にフードを変更しなくても良い猫もいれば、タンパク質、脂肪、カロリー量が少なくなっているシニアタイプに変更した方が良い猫もいます。猫の体重や体型、活動量によって食べる量を管理します。

最近は毛球ケア、歯垢が付きにくくなる、胃腸の弱い子用、妊娠・授乳期用、アレルギー対策用、猫種別様専門フードなどがあります。猫によって、必要と思われる場合はそれぞれのフードをご利用ください。