便利さを反映して賃料は高め

駅周辺飲み屋街も
駅周辺では古い物件が中心。飲食店も多く、環境よりも利便性という人向き
渋谷からの距離、商店街の賑やかさ、雰囲気のおしゃれさと3拍子揃っている場所だけに東急東横線全体の賃料は渋谷ターミナルの他の沿線と比べても高め。

まずシングル向きのワンルームでは7万円がひとつの目安。駅から10分以上と遠かったり、築15年以上と古かったりすれば、もう少し安い物件も見つかりますが、数は少ないので、時間をかけないと探せません。

2人暮らし向きの間取りでは2DKより、1LDKや2LDKが中心で賃料は13万円以上は必要。いわゆるデザイナーズのかっこいいマンションも供給されていますが、その分、賃料は高くなってしまうわけです。

人気を反映、分譲価格は上昇傾向に

ここ何年か、公示地価が発表されるたびに、首都圏の地価は2極分化といわれてきました。下げ止まっている、あるいは上昇傾向がある場所と、まだ下げている場所、その2種類です。そして、東急東横線は前者、下げ止まりどころか、場所によっては上昇傾向が見られる沿線です。

実際、代官山から田園調布までの間では、中目黒、祐天寺以外のすべての駅がここ3年ほど、じりじりと上がってきています。学芸大学も183万円、182万円と推移、2003年には188万円になっています。立地、生活環境の利便性を考えると、今後も分譲価格は上がることはあっても下がることはまず考えられないというのが現状。この街に家を買いたい人は早めに行動を起こしたほうがいいかもしれません。

【この街周辺の中古マンション相場は?】
駅名 平均坪単価 平均築年数 1年前の平均坪単価
代官山 348万円 9.9年 374万円
中目黒 176万円 23.6年 191万円
祐天寺 169万円 24.2年 178万円
学芸大学 188万円 17.9年 182万円
都立大学 198万円 18.4年 198万円
自由が丘 207万円 19.4年 219万円
田園調布 214万円 14.4年 184万円
多摩川 147万円 28.3年 172万円
※東京カンテイ調べ。2003年7月~9月までのデータ。
※駅からの距離などには特段の制限はない



では、実際にはどんな物件が出ているのでしょう。まず、中古物件では街全体に歴史があり、古くから建物が建てられてきたため、特に駅から10分以内では築10年、15年といった物件が中心。もう少し新しい物件となると、10分以上歩くことを覚悟したほうがいいでしょう。また、そうなると、目黒区ではなく、駒沢通りを越え、世田谷区内ということも。

新築物件は駒沢通り、目黒通りなどの通り沿いなどでの供給が中心。旧目黒区役所跡地での分譲は戸数も多く、大きな話題でしたが、そちらはもう最終段階。今後はまとまった戸数が出ることは期待できそうになく、50戸~100戸以内の規模が中心になってくるでしょう。

一戸建ての供給も目につきますが、やはり、相場は高め。5000万円以上の予算が必要で、碑文谷の住宅街では億を越える物件も。でも、住めるものなら住んでみたい、学芸大学はそんな魅力のある街なのです。

【シリーズバックナンバー】
Vol.1「ハイソで国際的な下町『広尾』
Vol.2「中央線文化漂う住宅街『荻窪』」
Vol.3「千葉県有数のお屋敷街『市川』」
Vol.4「粋と新しい便利さの街『神楽坂』」

【関連INDEX】
東急東横線(都内)

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