「なぜ、この街に住むのか」
薀蓄を語れる、こだわりのある街
歴史と独自の文化が下町の魅力。銭湯もそのひとつ。 |
個人的に注目しているのが北千住。便利さとレトロさが入り混じる独自の雰囲気が魅力。 |
下町以外でも薀蓄の語れる街はいっぱいあります。というよりも、自分の趣味や好みで選べば、おのずと薀蓄は語れるようになるはず。三社祭の神輿が担ぎたいからと本所吾妻橋に引っ越した、犬のためにベストな場所を探した結果が駒澤大学だった、とある中華料理屋さんのトマトと卵の炒め物が好物なので蒲田を選んだ、映画好きなので六本木で深夜映画を見た後でも徒歩帰宅できる場所を探した、多摩川の傍に住むのが夢だった……。
休日に家の近くを散歩するだけでも、自分の街が好きになれるはず。 |
いずれにしても大事なのは地元と関わる気持ちを持つこと。単にそこで寝ているだけでは、いつまでもよそ者でしかありえません。お店の人と話しながら買い物をし、ご近所の人には会釈をする。それだけでも、ずいぶん違います。そんなことが苦手という人なら、いきつけの飲み屋さんや食べ物屋さんを作るだけでも効果大。どうせ、この東京に暮らすなら、この街を第二のふるさとにしちゃいましょう。
【「全国区」な街が分かるシリーズバックナンバー】
Vol.1「ハイソで国際的な下町『広尾』」
Vol.6「情報感度高い大人の街『表参道』」
Vol.7「人に自然に優しい街『自由ヶ丘』」
Vol.8「季節感と情緒、グルメの街『浅草』」
Vol.9「自然、雑踏と文化の街『吉祥寺』」
Vol.11「セレブで庶民派な街『白金』」
Vol.12「元気な世田谷の下町『三軒茶屋』」