六本木という街、
東京ミッドタウンという場所の住み心地は?
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いまや六本木には世界の美味、逸品が集まる。写真はパリ在住の日本人パティシェ青木氏のショップ店頭 |
言わずとしれた東京の中心部、以前は遊びの場として有名だったものの、六本木ヒルズの登場以来、一気にビジネスの街、アートの街として進化し始めた街がここ六本木。一方で六本木ヒルズ、そして、今回オープンする東京ミッドタウンと始めとする、高額賃貸なども登場、住む街としても注目されています。では、住む街としての六本木とはどんな街なのでしょう。
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東京ミッドタウンは地下鉄駅とも直結、移動に便利なロケーションになっている |
大きなポイントは、都心に住む楽しみを満喫できる場所であるということ。これを支えるのは交通の利便性。都心の要所をつなぐ、東京メトロ日比谷線と都営大江戸線が利用できますし、タクシー利用でも、新宿から夜間で2,500円内、銀座からなら1,700円前後、渋谷なら1,500円以内。もちろん、隣接する麻布十番、乃木坂、赤坂、広尾などはいずれも徒歩圏です。そのため、買い物や遊び、散策など、あらゆる楽しみに近いロケーションといえるわけです。
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中心の緑の濃い部分から左側がミッドタウン・ガーデン。左側には子どもの遊び場、池などがある檜町公園が続く |
さらに、東京ミッドタウンという場所に限って考えてみると、大規模で計画的に開発されたことから、いくつかうれしいポイントがあります。ひとつは、敷地内の緑、自然の豊富さ。ミッドタウンガーデンにはかつて防衛庁敷地内にあった桜が移植され、新しい花見の名所になりそうですし、同時に整備された、隣接する港区立檜町公園も和みのスペース。ここは萩の毛利氏の中屋敷跡で、当時の広さは3万7000坪余。邸内に檜の木が多かったことから、脇の坂道に檜坂という地名が残されています。昭和40年に港区の公園となり、今回リニューアルしました。
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右手はオープンエアのレストラン、その下に車道があり、一段高くなった左側が公園。散策路、噴水などもある |
また、敷地内ではジョギングやウォーキングが楽しめるよう、随所に表示がありますし、リードをつければ犬の散歩もOK。水飲み場やペットショップも用意されています。ベンチなども多く配置されていますし、車道と歩道が明確に分けられているので、子ども、犬連れの散歩も安心です。都心にあって、空の広さを実感できる空間は得がたいものです。
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24時間営業のスーパーには生きた伊勢海老から、こだわりのチーズ、大型ワインセラーまで、多種多様の食材が用意される |
もうひとつ、敷地内にスーパーや飲食店など生活に必要な設備が充実している点も重要。24時間オープンのスーパーマーケットはチーズやワインから生鮮食料品まで、多種多様な食材が揃えられています。
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テイクアウトの可能な飲食店も多く、中食にも便利 |
また、世界から集められた高級な食材、飲食店だけではなく、手軽に利用できるフードコートなど、その日の気分や懐具合、時間帯などによって使い分けられるのもうれしいところ。朝7時から開いているカフェなどもあります。
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一般の診療科のほか、健診センター、女性外来などもそろう東京ミッドタウン・メディカルセンター |
もうひとつ、住む人に安心感を与えてくれるのが、世界的にもハイレベルな医療を提供する総合クリニック。最新設備を備えていることはもちろん、患者を待たせない、プライバシーを重視した医療体制を目指すそうですから、期待したいものです。また、このクリニックはインテリアの快適さも特筆もの。庭園を見下ろすロケーションともあいまって、従来の病院の印象を覆してくれます。
では、次ページでは東京ミッドタウン内の住宅を見ていきましょう。