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住宅の変遷1 原始時代の住居

今回から始まるシリーズ「住宅の変遷」では、住宅の起源から現代までの各種建築様式の違いなどを検討し、それぞれの特徴を紹介していきます。

執筆者:平野 秀昭

住みやすい家とはどんな家か?
自分の価値観に合う家は?
それを知る為には、家の種類や構造を知ることから始まります。
それぞれの建築方法により、私たちの生活も変わってくるはずです。
それを理解したときに、自分の本当に欲しい家、住みたい家が見つかるのではないでしょうか?

今回から始まるシリーズ「住宅の変遷」では、住宅の起源から現代までの各種建築様式の違いなどを検討し、それぞれの特徴を紹介していきます。

私たちの住宅は、どのように作られてきたのでしょうか?
ずっとずっと昔、太古の時代の人々は、まだ住宅というのはなく、自然にできた洞窟などで寝泊りし、
雨風や外敵から身を守ってきたと思われます。

その後、稲作が起こり畜産をするようになると、移動しながらの狩猟生活から、定住した生活に移行するようになり、家の必要性が高まったのでしょう。

住宅として最初と言われているのは、縄文時代の竪穴式(たてあなしき)住居でしょう。
後に述べる箱型住居が富裕層の住宅であるのに対し、これは一般的な人々の住宅だったようです。


竪穴式住居とは?
みなさん社会の時間に勉強したかもしれませんが、もう一度思い出してみましょう。
作り方は、まず地面を一段(50センチから2メートルくらい)掘り下げます。
地下は地上に比べて、冬は温かく、夏は涼しいので、過ごしやすいのです。
形は、初期は5から6mくらいの円形が殆どでしたが、後に1辺が5mくらいの方形も現れました。

それから、柱の立つ位置を決め地面に穴を開け柱を立てます。
柱が立つと、柱と柱をつなぐ梁を組みます。
梁が組みあがると、屋根の下にあたる垂木をさらに組んでいきます。
入り口にあたる部分には、別の柱を立て、出入りがしやすいようにします。
それから、室内側に壁を貼るのです。

壁の外は、土を盛り土堤を作ります。
これは、雨などが床に入ってこないようにするためです。
そして、その土が流れてしまわないように、土留めの板をめぐらすのです。
最後に屋根をすすきやかやで葺いて、入り口を板で覆って出来上がりです。
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