イメージはイメージでしかないが、
真実であることもある
つくばは教育や学術、先進技術などの面が強くイメージされている |
たとえば、教育・子育ての街という項目では文京区、八王子市、国立市、世田谷区、つくば市が挙がっていますが、これらの自治体は学校が多く、かつ独自教育などでも知られたところ。イメージの評価は絶対ではないものの、かなり的を得ているのです。
以上をまとめると、2つのポイントが見えてきます。ひとつは、イメージを鵜呑みにするのは危険だということ。マンションの広告などで、周囲に公園がある、だから自然環境に恵まれた立地だという言い方、見せ方をよく見かけますが、これはサーキットがある、だからスポーツが盛んというようなもの。本当にそのイメージにふさわしい環境があるのか、それは必ず精査すべきでしょう。
また、全く逆のように聞こえますが、イメージを信用することも大事です。というのは、イメージは現実が全くない、情報もないところには発しないからです。人は文京区には学校が多い、それを知っている、だから教育にいい街だと答えるのです。そう考えると、イメージには必ず一部でも真実が含まれています。ですから、イメージは信用すべきです。
自由が丘、蒲田のイメージの違いは
情報量の違い
街のプラスイメージは女性に好かれるかどうかとも言える |
ただ、遊びに行く場合にはマイナス情報に目をつぶることができるとしても、住むときには、無視できません。必ずマイナスイメージ、情報もチェックしたいものです。
曖昧なものとしてとらえられがちなイメージですが、こうして考えてみると、決して無意味な、感情的なものではありません、イメージの元となっているものは何か、それが自分たちの暮らしにどう影響するか、それを考えていけば、住みたい街で、かつ住みやすい街が選べるはずです。
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