三軒茶屋から若林
古いアパートも多い雑多な雰囲気、活気が魅力
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東急田園都市線、同世田谷線の間は地下通路で結ばれている。通路の真ん中あたりには広場があり、キャロットタワーを望める |
東急田園都市線三軒茶屋から東急世田谷線へは地下通路で結ばれており、世田谷線三軒茶屋駅は三軒茶屋のシンボル、にんじん色の26階建てキャロットタワーに隣接しています。同タワーには世田谷区民のための文化施設「生活工房」「世田谷パブリックシアター」のほか、レンタルビデオショップやスーパーなども入っており、行き帰りの利用には便利。惜しむらくは、地下通路に高低があり、バリアフリーとはなっていないこと。まあ、途中にはベンチやトイレなどもあり、雨にも濡れることはありませんから、良しとしましょう。
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西太子堂駅からはキャロットタワーが見える。線路沿いの道を歩けば5分とかからない |
さて、1992年に三軒茶屋駅前では再開発が行われましたが、それに伴い、東急世田谷線三軒茶屋駅も移動。その結果、三軒茶屋駅と西太子堂駅の間は鉄道の運行距離で300mときわめて近くなり、互いの駅が見えるほどに。線路沿いを歩いても、世田谷通りを歩いてもあっという間に西太子堂です。同様にさらにお隣若林も三軒茶屋からは十分徒歩圏で、住んでいる人も買い物は三軒茶屋へという意識が高いようです。
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線路沿いにはすでに住宅が密集。それぞれの区画が小さいので、今後大規模な開発は期待薄 |
世田谷線沿線では線路沿いに単身者向きのアパート、マンションなどが多いのですが、特にこの2駅までの間では目につくところ。古い木造アパートなどもあり、賃料の安い物件も豊富なので、三軒茶屋に手頃に住みたい人にはお勧め。多少、うるさかったり、日当たりが良くなかったりはするかもしれませんが、物価の安さ、足回りの便利さは申し分ありません。ただし、三軒茶屋のパワーに負けてしまうためか、駅前の商店街は残念ながら、あまり元気がないようです。
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環七と世田谷線が交差する踏み切り。ここでは電車が車の往来を待つ。環七を渡ってすぐに駅があり、駅の背後には銭湯の煙突が |
また、この沿線で古いアパート以外で目につくのは、銭湯の煙突。風呂無しアパートなどもまだまだ生き残っている証左です。
続いて松蔭神社前から世田谷、上町、かつての世田谷村の中心地です。