大学生の就職活動/就職活動の選考対策

最終面接対策 企業は何を確認したがっているか(2)(2ページ目)

最終面接の面接官は主に役員。彼らは質問から、その企業が持つ「働く価値観」を問いかけ、学生がそれに共感し、実行できるかを確認したがっている。ではそれに対し、どんな準備と対策ができるだろうか? 自己紹介・自己PR・志望動機をもう一度見直してみよう。

執筆者:見舘 好隆

最終面接本番!質問に受け答えする時の心構え

さて、事前準備はした。いよいよ最終面接本番。最中には、どんな心掛けでいたらよいだろうか?

最終面接は通常、長丁場である。通常1時間、長ければ2時間近くに及ぶケースもある。短かく儀式的なものもあるにはあるが、基本的にはとても長いと考えよう。「えー!そんなに長く話せないよ!」と心配しなくても、1時間まるまる学生が話す、ということはほとんどないだろう。逆に面接官である役員や社長のほうがたくさん話してくれることが多い。面接官が伝えたがっていることをしっかり傾聴し、その意をくみ取りつつ、自分自身が素直に感じたこと、思ったことを冷静に話せばよい。

一言でいえば、「会話を味わうように」すればよいと思う。社長をはじめとした最終面接官は、その企業の「働く価値観」を問いかけ、それに共感し、実行できるかを確認しようとするのだ。だからこそ、そのメッセージをちゃんと咀嚼し、その価値観で自分はしっかり働けることを伝えなければならない。

もうこの時点で、小手先など通用しない。問いかけられた課題について、自分はどう振る舞うのか。素直に考え、伝えるしかないのだ。それはその会社の方向性と、それに沿って自分がどのように活躍できるかを、事前にどれだけ真剣に考えたかにかかってくる。

※次のページで、最終面接で心掛けることその2を学ぶ!
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