コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

コンサル式の前進する会議術

前回に引き続きNTTデータビジネスコンサルティングの八向志保マネージャーにお話を伺っています。今回は会議での工夫についてお話してもらいました。

執筆者:大石 哲之

会議の成果は情報収集から始まる


NTTデータビジネスコンサルティングサービスの八向志保マネージャー
プロのコンサルタントならではの会議手法についてお聞きします。
好評の「現役コンサルタントに聞く」シリーズです。前回に引き続き、NTTデータビジネスコンサルティングの八向志保マネージャーに、コンサルタントの会議術について伺いました。

前回の記事はコチラ


【プロフィール】
前職の外資系ソフトウェアベンダーを経て、NTTデータビジネスコンサルティングに入社。業務改革プロジェクトにおける業務基本構想・業務設計・システム設計、見える化、業務分析・業務評価の分野のプロフェッショナルとして活躍中。
現在では生産物流業務改革プロジェクトにおいて、生産・物流・需給調整の領域における業務設計と評価の仕組みの構築を担当している。
「甦るIT投資」(NTTデータビジネスコンサルティング編著)の執筆にも携わる。

どんな夜にも朝は来る


-座右の銘に「どんな夜にも朝は来る」とありますが、どういう意味でしょうか?

もともと上司に言われた言葉で、時には励まし、時には戒めの意味だったりと、いろいろ意味があるんです。「どんなに楽しい夜でも、仕事の朝はやってくる」とか(笑)。これは戒めですね。もっと真面目な意味では「解決策がなかったとしても、アウトプットを出さないといけない朝もある。」という意味でしょうか。常にアウトプットを求められるコンサルタントには、避けては通れない具体的なケースの意味がありますね。

-なるほど、そういった、解決法がなくても、明日会議があり、どうしても資料を作り、アウトプットしなければならない。というようなケースはどうしていますか?

アウトプットが出せない時はアウトプットするための必要な情報が足りていないんですよね。そういう時は解決策を無理に出さないし、出すべきではないと思っています。
そんな場合には、アウトプットを出すために必要な情報を明確にして、どうやってそれらの情報を収集していったらいいのか、という議論をすべきだと思います。
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