ビジネスマナー/接客・接待・訪問のマナー

見られてますよ! 訪問先での喫煙マナー

最近は、オフィスの分煙化や全社禁煙が進んでいます。たばこの値上げが検討されるなど、喫煙する人にとっては肩身の狭い世の中になってきました。今回は、周囲の人に迷惑をかけない喫煙のマナーをご紹介します。

美月 あきこ

美月 あきこ

ビジネスマナー ガイド

17年間の国際線客室業務員経験をもとに人財育成トレーナーとして活躍。ベストセラーとなった「ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣」執筆。 日本経済新聞、日本商工会議所などでマナー記事を連載。

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あなたのオフィスは、分煙や禁煙のルールが定められていますか? 受動喫煙が問題になったり、スモハラ(スモークハラスメント)という言葉も出てきています。最近は喫煙者の肩身がどんどん狭くなってきているようですね。今回は、訪問先や自分のオフィスでの喫煙マナーについて見てみましょう。

勤務中の喫煙はサボり?

最近は、社内でタバコが吸えないため、オフィス建物の外で吸う人も増えているようです。
分煙、禁煙がルールになっているオフィスでは、「喫煙スペース」あるいは「喫煙ルーム」が設置されているところが多いでしょう。吸う場合は、決められた場所で吸うのがもちろんマナー。喫煙用のスペースがない場合、オフィス内では我慢するしかありません。

気分転換や考えを整理する時間にもなる喫煙タイム。とはいえ、勤務時間中の喫煙はサボっているとみなされる風潮が強まっており、勤務中の喫煙を禁止した自治体も出てきています。喫煙者にとっては厳しい状況ですが、これも時代の流れととらえるしかないようです。

訪問先での喫煙は要注意!

喫煙したくても、商談が終わるまで我慢しましょう。
訪問先での喫煙は、基本的には慎みます。通された応接室に灰皿がなければ、そこは「禁煙」です。仮に灰皿が置いてあったとしても、担当者が来るまでの時間に一服なんていうことは、もってのほか。

特に短時間の訪問なら我慢しましょう。何時間にも及ぶ場合は、先方が吸うまで我慢するか、「失礼します」と一言断ってからにします。自分が吸いたいために、先方に灰皿を持ってきてもらうような手数をかけることは控えましょう。灰皿がない場合は、最初からその場で吸うことはあきらめ、休憩のときに喫煙スペースを教えてもらって、そこで吸うようにします。

では、自社にいらしたお客様が「吸いたい」とおっしゃった場合は?
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