住みたい街 関西/子育て・環境重視の街選び[関西]

子育て支援に積極的な自治体を紹介します。 子育てに優しい街はどこ?(2ページ目)

自治体によって、子育て支援サービスは千差万別です。例えば、乳児医療補助制度は年齢、親の収入制限などの支給条件があり、自治体ごとにに支給条件が違います。子育て世代にとっての、住みやすい街をご紹介します。

福一 由紀

執筆者:福一 由紀

ファイナンシャルプランナー / 仕事・給与ガイド

保育所の待機児対策も、自治体によって大きく差が!

保育園イメージ
ワーキングマザーにとって、自治体の子育て支援はぜひ利用したいもの。
また、保育所のことも忘れてはいけません。自治体の子育て支援への取り組みは、保育所行政に表れるともいわれています。待機児童数の多さでは、大阪市が全国2位!に入っています。ちなみに、堺市は全国3位です(H16年4月現在)。

逆に、都市部でも待機児童数が少ない所もあり、主な所として、京都府八幡市、大阪府池田市、柏原市、高石市などがあげられます。

また、待機児童を減らす取り組みを積極的に行っている自治体もあります。兵庫県宝塚市では、166人の待機児童数が減少し、待機児童減少数で全国2位でした。3位に姫路市、4位に東大阪市、5位に神戸市となっており、各自治体の取り組みが表れています。(H14年からH15年の間)

保育所が整備されていると、ワーキングマザーにとってはもちろん、専業主婦にとっても、いつでも仕事が出来るという安心感が持てますね。ただ、数字だけを見るのではなく、実際の保育所の状況や「民営化問題(公立の保育所を民営化しようとする動き)」などにも注意を向ける必要がありますね。自治体の合併計画なども注意したいところです。


大阪府池田市は、子育て支援が充実!

母子イメージ
子育て世代は、住まい探しの際にそのエリアではどんな子育て支援をしているのか、チェックすることを忘れずに!
各市町村が子育て支援サービスを行っていますが、特筆すべきは大阪府池田市の「少子対策関連施策」です。「エンゼル祝金」は、第3子出産時に2万円、第4子では20万、第5子以上は1人につき30万円が支給されるというもの。他にも第4子出産時には、軽自動車が3年間無償で貸与されるなど様々なサービスが。

子だくさん世帯にしか恩恵がありませんが、市の子育てに対する意識の高さがうかがえます。池田市は他にも、婚姻届けを出した時には、結婚祝いの記念品がもらえたり、新婚世帯には、賃貸住宅を低家賃で斡旋されたりと、さまざまなサービスを行っています。

自治体によって子育て支援サービスは、千差万別。子育て世代、もうすぐ子育て世代には、このような制度も、「住みやすい街」選びのポイントになりますね。詳しい情報は、各自治体の窓口に問い合わせてください。
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