病院イメージ
乳幼児は何かと病気にかかりやすく、その医療費も予想以上にかかってしまうことも…
新しい住まいを探すとき、街やそこに住む人たちの雰囲気を知ることも大事ですが、小さなお子さんがいるご家庭にはプラスして自治体の「子育て支援」の取り組みも気になるところではないでしょうか?

自治体によって子育て支援サービスは千差万別ですが、例えば「乳幼児医療費補助制度」ひとつを取っても、支給にあたっての年齢や親の収入制限などの条件が、自治体によって異なってきます。新しく住まいを探す際には、ぜひこのような点も確認しておきたいですね。

今回の記事では、自治体の子育て支援サービスについてピックアップしてみました。


自治体によって、支給条件の違いが!「乳幼児医療費補助制度」

まず、「乳幼児医療費補助制度」とはなんでしょうか?この制度は、自治体によって違いますが、概ね、
乳幼児が受けた医療費のうち、健康保険が適用された自己負担額を助成。
乳児(3歳未満)と幼児(3歳から就学前)によって医療費補助の対象が違い、乳児は入院・通院とも、幼児は入院のみ医療費が補助される
となっているのが一般的です。また、自己負担が発生する自治体もあれば、全額補助される自治体もあるなど、細かい規定は、自治体によって違います。必ず、各自治体の制度は確認してください。

また、乳幼児医療費制度は、保護者の所得制限が設けられているのが一般的です。(一部では、所得制限が設けられていない自治体もあります。)

【乳幼児医療費補助制度】
  0歳~3歳3歳~就学前その他
  所得制限対象所得制限対象 
京都府京都市なし通院・入院なし入院 
長岡京市なし通院・入院なし通院・入院一部負担金あり(月200円程度)
大阪府大阪市あり通院・入院あり通院・入院 
門真市なし通院・入院なし通院・入院一部負担金(3歳以上、通院、月5000円まで自己負担)3歳以上の入院は所得制限あり。
摂津市なし通院・入院なし入院 
堺市なし通院・入院なし入院 
柏原市なし通院・入院なし入院4歳まで入院、通院ともに助成。
兵庫県神戸市あり通院・入院あり通院・入院0歳は所得制限なし。一部負担金あり(1歳以上、通院、1割)

大阪府では、堺市、柏原市、門真市、摂津市が、京都府では、京都市、長岡京市などが所得制限を設けていません。同じ収入でも、医療費の補助を受けれる自治体もあれば、受けられない自治体もあります。また、補助の範囲も様々です。かかった医療費の全額を補助する自治体もあれば、保護者の一負担金を設け、残額を補助するといったところもあります。例えば、神戸市などは、一部負担金を設けています。

特筆すべきは、柏原市。なんと、0歳から4歳の間(5歳の誕生月の月末まで)の入院、通院両方の医療費(保険診療自己負担分)と入院時食事療養費(標準負担額)が無料。5歳児から小学校に就学するまでの間は、入院した場合のみ、医療費(保険診療分)と入院時食事療養費(標準負担額)が無料という、4歳でも通院でOK、医療費全額補助、親の収入制限もなしといった、他の自治体では考えられない条件です。

また、所得制限以外にも、3歳児以上の助成の内容が異なっています。大阪市などは、3歳児以上でも、保険診療による医療費の自己負担額(入院時の食事にかかる自己負担金を含む)が助成されます。家庭の環境によっても、“ベストな街”は違うようです。

このように、乳幼児医療費補助制度をひとつ見ても、自治体の子育てに対する姿勢がうかがえます。子育て中世代、子育て予定世代では、こういった制度も、「住みやすい街」選びのポイントとなりますね。

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