釣った魚には??
人は誰でも手に届きそうもない物に魅力を感じるようです |
これら「選択強制への拒絶」や「選択出来なかった選択肢を実際以上に魅力的に感じること」は、「心理的リアクタンス」と呼ばれるこころの作用が原因と言われています。
心理的リアクタンスは、恋愛だけに限らず、生活のあらゆる場面において発動されます。例えば、多くの人々が、内情も知らずに、ハリウッドのセレブ生活に憧れるのも、それが手に入らないと感じているからで、ある意味心理リアクタンスの仕業と言えます。
一目ぼれの大好きな人は、その時点においては、簡単には手に入らない選択肢なので実際以上に魅力的に映ります。妻帯者も、簡単に手に入れることの出来ない選択肢なので、同様です。結婚が決まってしまった相手は、既に手に入れた選択肢なので、魅力は半減してしまうかもしれません。一番好きな相手と素直に付き合えないのは、相手をあまりにも好きなことで、自分が自分自身に選択を強制されていると感じてしまうために引き起こされる無意識の拒絶反応と言えます。
さて、それでは、あなたの恋愛が、あなたの心理リアクタンスのせいで、うまくいかないのだとしたら、どう対処すれば良いのでしょうか?
心理的要因への対処法として、欠かせない事は、自らが陥っている心理状況をはっきりと自覚することです。そして、それが出来たら、自分自身の気持ちに素直で正直な態度で向かいあう必要があります。