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競技志向へと進化するゴルフシミュレーター

ゴルフバーの人気に伴い、定着しつつあるゴルフシミュレーターを用いたインドアでのゴルフ。競技性が高まり、驚くほどリアルになった新しい形のゴルフプレーを紹介します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

広がるゴルフシミュレーター導入の流れ

ゴルファーの間で浸透しつつあるシミュレーションゴルフ。シリアスなニーズも増加中
ここ数年、全国的に広がりを見せているゴルフシミュレーター。プロジェクターに投影されたゴルフコースやドライビングレンジに向けて、実際にボールをショット。備えつけられたセンサーが、打球やクラブ軌道を感知し、画面上に実際にボールを放ったかのように画面上を飛んでいきます。

飛距離やボールの動きなどを忠実に再現。さも実際のコースでプレーしているかのように、室内でゴルフを楽しめる設備です。「ゴルフバー、流行ってます」で紹介したゴルフバーが、二年前くらいから急増。当然、ゴルフシミュレーターの普及し、ゴルファーの間での認知も高まりました。

ゴルフシミュレーターでのゴルフは、ダーツやビリアード、ボーリングなどと同様の娯楽としても捉えられているようで、実際にプールバーにあるケースも少なくないようです。

また、インドアのゴルフレッスンスタジオなどにも取り入れられることが多くなってきました。スイングを画像でチェックできるのはもちろんですが、スイングの軌道やフェース面の向きなど細かいところをチェックできる機種を使えば、より精度の高いレッスンが行えると思います。

練習場モードも人気。課題となるシチュエーションを何度も練習できる
また、たいていの機種に練習場モードが搭載されています。スイングチェックだけでなく、番手毎の飛距離や球筋などをラウンド前に確認するといったニーズもあるようです。

現在、日本には500台から600台くらいのゴルフシミュレーターが導入されているといいます。一方、シミュレーターゴルフが盛んなおとなりの韓国では、なんと14000台が稼働しているといいます。単純な比較はできませんが、日本のゴルフ人口から潜在的なニーズを推測すると、少なくとも我が国でも今後さらにゴルフシミュレーターが導入されると予測されます。

韓国では、年間のシミュレーターゴルフのプレー人口が、実際のゴルフコースのプレー人口よりも多いという統計が出ています。レジャーとして、シミュレーションゴルフがさらに日本のゴルファーに浸透していく可能性は大いにあるのです。

>>次は、GOLFZONについて>>
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