大阪:都心部に活断層が
大阪の上町断層系の地震動予想図。赤く見えるところが震度が高い。府の広範囲で激しく揺れることが予想されている。 |
また、「生駒断層系」は、大阪府枚方市から羽曳野市までほぼ南北に伸びる断層で、生駒山地の大阪側に位置します。こちらの地震も発生すると大阪府の東側で震度6の地震が起こるといわれています。
兵庫:油断は禁物
神戸市から阪神間に至る活断層図。点線で見える部分が活断層。 |
「有馬-高槻断層帯」は神戸市北区の有馬温泉から宝塚市などを経由して高槻市の北部にまたがる断層です。この有馬-高槻断層帯と六甲・淡路島断層帯が連動して地震が起きることが予想され、阪神淡路大震災と同様に甚大な被害が予想されます。
南海地震の備えも充分に
このように、内陸型の地震を活断層の位置から見てみました。でも忘れてはいけないのが「南海地震」。海洋プレートが原因のこの地震は非常に大型なものと言われています。関西全域に影響があると思われますが、一番注意したいのが津波。海抜が低いエリアでは、避難マップなどを用意しておいたほうがいいですね。紹介した断層は「都市圏活断層図」として提供されています。断層の詳しい位置などを確かめることができますよ。大きな書店などで売られています。住む街選びの段階であれば、この断層図をチェックしたいものですね。
とはいっても、断層があるからといって、地震がすぐに起こるというものでもありません。むやみに怖がることもありませんよ。 ただ、地震に対するリスクと現状を把握し、きっちりと対策をとっていきたいですね。住宅の耐震化、家具などの固定、防災グッズなどの準備、日ごろの心がけ。そして、避難所の確認。自治体などで「防災マップ」が配布されています。必ずチェックしておいてくださいね。
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