地震大国といわれる日本。関西も例外ではありません。阪神淡路大震災は記憶に新しいところです。また、紀伊水道沖を震源とする南海地震は、21世紀前半に発生する可能性が高いとか。地震は突然やってくる災害。とはいってもむやみに怖がっていても仕方がありません。地震について、わかっていることを把握して、対策をねりたいものです。


地震の原因は2種類

地震の原因は2種類あるといわれています。ひとつはプレート境界で起きる「海溝型地震」。プレートは少しずつ移動しており、プレートが沈み込むことによる歪みのエネルギーが地震の元とか。関東大震災や南海地震などがこの部類に入ります。

活断層図
京都市東部周辺活断層図。赤やピンクの線が活断層。
もうひとつは「内陸型地震」と呼ばれるものです。プレートの歪みのエネルギーがプレート内部をも変形させ地層にずれがでてくるものです。このずれ(断層)が一回できると、この断層に沿ってさらにずれが生じ地震が起こります。阪神淡路大震災がこの部類に入ります。

この断層の中でも、これから活動が起こりそうなものを「活断層」と呼ばれています。関西ではこの活断層が数多くあるといわれています。まず敵を知ることが大切ですね。この活断層の状況を京阪神を中心に見ていきましょう。


京都:意外と活断層が多い

京都府では府の全域で活断層が確認されています。この中でも、京都市に近いエリアの断層をご紹介しましょう。まずは「花折断層」。比良・比叡山地の境界に沿い、滋賀県から京都市左京区に南北に伸びる断層です。この断層があるエリアは京都の繁華街も近いエリア。強い地震が発生すると京都市内で10万戸以上の全壊家屋がでるとか。エリアも左京区だけでなく、上京区、中京区と京都市の中心エリアでも被害が予想されています。

「西山断層系」は京都府船井郡から京都市西京区を経て乙訓地域に伸びる断層群。また「黄檗断層系」は京都市山科区から宇治市に伸びる黄檗断層と城陽市から山城町にかけて連なる断層群からなっています。いずれも、京都市とその周辺の住宅地がエリアとなっています。こちらの断層も、地震が発生するとマグニチュード7以上と想定され、甚大な被害が予想されています。

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