下町/ベッドタウンは住みやすい

JR東海道線「尼崎」駅周辺
JR東海道線「高槻」駅前
(上)JR東海道線「尼崎」駅周辺。下町が多いがJR駅前は整然とした街並み(下)JR東海道線「高槻」駅前。百貨店もあるが商店街も元気
「住みたい街」になくて「住んで良かった街」でランクインした街は「豊中」「吹田」「堺」「高槻」「枚方」「尼崎」「難波」の7つ。「難波」を除くと、ファミリー物件を筆頭に物件豊富な街。言い方を変えると「高級住宅街」というより大阪のベッドタウン的存在の街であるのが大きな特徴。

また、物件を探す上でよく検討されるエリアである「大阪市内」「北摂」「阪神間」以外から「堺」(南大阪)「枚方」(京阪)と2つ選ばれているのも興味深いです。各々南海電車・京阪電車を利用して市内中心部に出るには便利で周辺には商業施設も豊富。

そういえば阪神間でも、阪急線単独利用の街がランクから去り、「西宮」が1位になったように、住んで良かった街と感じる重要な要素には鉄道の利便性が高いという事も挙げられます。

では、最後に「住んで良かった街」に選ばれた街をいくつか個別に見てまいります。

西宮市、山手幹線
西宮は東西の幹線・鉄道が充実しており移動には便利。写真は山手幹線
1位は「西宮」。この街の特徴といえば東西アクセスの便利さ。阪急・JR・阪神の各線間の移動は、尼崎市内であればメインはバスとなりますが、西宮市内では沿線の南北方向距離が縮まり、駅によっては徒歩圏内。また、大阪にも神戸(三宮)にも近いのがうれしいです。同じような事が芦屋にもいえますが、芦屋と比べると西宮の方がグッと庶民的なイメージ。ショッピング施設の豊富さでも西宮の方に分があります。といってもカジュアルすぎることなく、閑静な住宅街・高級住宅街も控える住所の持つ高級イメージあり。そのあたりのバランスの良さがTOPとなった大きな理由でしょう。

そういえば雑誌「VERY」で「シロガネーゼ」「アシヤレーヌ」なんて造語が紹介され話題になった時期がありましたが、ネーミングこそないもののその手の雑誌で西宮在住の読者の方が紹介される回数は、芦屋に負けず劣らず多いです。

阪急豊中駅
阪急宝塚線「豊中」駅。古くからある風情の駅周辺は、同じ豊中でも千里中央近辺とはかなり異なる
2位は「豊中」。3位の「吹田」とともに大阪市内通勤者のベッドタウンとして人口を伸ばしてきた街です。「豊中」「吹田」と一口にいってもそのエリアは広く、同じ市内であっても沿線が変わると街の持つ雰囲気が相当異なる、というのが共にいえる特徴です。かなり大雑把な言い方をすると「市役所近辺の古い豊中・吹田」と「北大阪急行線沿線の新しい豊中・吹田」の2つに大別されます。

分譲マンションの価格が高かったり、ハイソな取り扱われ方をするのは北大阪急行線沿線、駅名で言うと「千里中央」「桃山台」駅なのですが、住みやすいという事では旧市街の方に軍配が上がったということになります。ちなみに「千里中央」「桃山台」駅周辺は、ファミリー物件が中心で、単身者向きの住宅が大変少ないです。

さて「住みたい街」「住んで良かった街」ですが、皆さんのお住まいの街は出てきましたでしょうか? ちなみに筆者は引っ越し経験数が少なく「住んで良かった」と言える街が非常に少ない事を改めて実感。いろんな街に1ヶ月ぐらいずつ住んでみたい……、なんて少し思ったりもしますが引っ越し費用だけでも相当な金額が必要。実は、高級住宅街に住むより引っ越しを繰り返す方が「真のお金持ち」かもしれません。
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