地元の不動産などに密着したアパマン経営のメリットとは |
なぜ、入居者が決まらないのか?
毎年、1月から3月にかけては、1年の中でもっとも入居希望者が多くなる時期です。
そのため、「この時期になんとか満室にしたい」と意気込んでいる大家さんは多いことでしょう。
空室を満室にするためには、不動産業者の協力が不可欠です。
この時期、不動産業者に、できるだけ多くの入居者を紹介してもらうことが、早期満室のコツですから、積極的に自分の物件を紹介してもらうために、「専任」で不動産業者に入居募集を依頼する大家さんは多いと思います。
ところが、「専任だから早く満室になる」というのは迷信です。
実は、できるだけ多くの不動産業者さんに募集を依頼した方が、早く入居者は決まるのです。
なぜ「専任」では、早く満室にならないのか。
今回はその理由と対処方法をお話したいと思います。
新しい方法を取り入れる人、昔の常識に縛られる人
私は、出版界で唯一の空室対策本となる、「金持ち大家さん」だけが知っている空室が満室に変わる究極の方法(日本実業出版社)を一昨年12月に出版し3万部を超えるベストセラーになっています。
この本のノウハウのひとつに、「募集の間口を広げる」というものがあります。
間口を広げる、というのは、あなたの物件情報が広く一般にいきわたることをいいます。
具体的には、インターネットやできるだけ数多くの不動産業者に募集の依頼をすることが重要になります。
今年、アパートを新築し新たに大家業を始めるAさんは、このノウハウを素直に実行していきました。
例えば、地元の不動産を自転車でまわるなどして、多くの不動産業者へ広く、ご自分の物件を告知してまわったのです。
募集図面も自ら作成し、それを業者に持参し、自分の物件の良さをPRしていきました。