アパートマンション経営/アパート・マンション経営のはじめ方

誰でもできる土地のボリュームチェック法(2ページ目)

アパートを建築する際、その土地にどの様な間取りが何戸でき、そのコストがいくらになるのか?これを事前に把握することは重要です。業者に頼らず、誰でも簡単に土地のボリュームを把握する方法を解説します。

浦田 健

執筆者:浦田 健

アパート・マンション経営ガイド

すると、建築可能延面積が165平米ですので、

165平米÷27平米=6.111・・・

となり、6戸まで建築可能ということになります。

工事費の概算額を把握する


建築費は木造なら建築可能面積に坪約40~45万円を掛れば、およその予算額を把握することができます。

まずは、坪換算の述床面積に直します。
165平米×0.3(坪換算)=49.5坪

これは専有面積ですから、共用廊下、エントランス、バルコニーなどの面積を専有面積に対して30%程度と見込むと、施工床面積は、

49.5坪×1.3=64.35坪

になります。
これに、建築単価、坪40万円をかけると、

64.35坪×40万円=2,574万円

になります。
この工事金額に、消費税や登記関係費用、不動産取得税など、諸々の経費を工事費の10%を見込んでおきます。すると事業費の概算総額は、

2,574万円×1.1=2,831万円

となるわけです。

つまり、この土地には、いくつかの計算をするだけで、27平米のワンルームが6戸を総額約2,800万円で建築できる。

ということが瞬時に導き出せるわけです。

計画初期の段階で、このような机上の計算ができていると、あなたの要望や意見が図面に反映されやすくなるばかりでなく、工事費などの交渉の際にも便利です。
計算は簡単ですので、是非マスターしておくようにしてください。
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