お金をかけずに不動産を高く早く売る方法 |
突然ですが質問です。
自分が売りたい価格と、不動産業者が提示してくる価格にギャップをお持ちになった事はありませんか?
想定していた価格での売却が進まず苦労されている方の声をよく聞くようになりました。売却するからには、より高い価格で不動産を売却できるに越した事はありません。
そこで今回は、より高く、さらにより早く不動産を売却する方法について解説します。
◆いかに営業マンのモチベーションをあげるか!
それでは早速、お金をかけずに高く早く売るための方法をお伝えします。
ポイントは6つあります。
この方法のカギは、『いかに営業マンのモチベーションを上げるか』に懸かっています。上手に不動産を運用するためには、とても大切な知識になりますので、しっかりマスターして下さい。
★ポイント1 不動産業者に査定のアポイントを取ります。
新聞広告・HPが充実している業者に連絡する事です。知り合いや近所にあるからという事だけで依頼をしてしまうと、これからの付き合いなどを考えてしまうため、売れない時でも断りづらくなります。
★ポイント2 営業マンとは、実際に会ってやる気を確かめましょう。
自宅に来ていただき、営業マンと会う事です。電話やメールだけのやり取りだと後回しにされ実際に査定をしてもらうのが遅くなります。また、営業マンのやる気を感じる事ができません。
あなたの不動産を表立って販売するのが営業マンの仕事です!やる気がある営業マンであれば飛んで来てくれます。
また、早く会う事で、売却活動も早く出来ます。時間的ロスを少なくして売却のチャンスを逃さないようにしましょう。
★ポイント3 会った時に重要な事とは・・
業者に頼む時は最低3社以上アポイントを取ります。その時に重要なのは、聞かれない限りこちらから余計な話をしない事です。
営業マンも人間ですから、複数依頼していると言われるとモチベーションが下がり査定書の作成が遅く雑になる傾向があります。ただし、1社だけの場合でも他の業者に依頼していない安心感からか、仕事が怠慢になりやすいようです。
★ポイント4 重要なのは、やる気です。
高く早く売るための営業マンの条件を、経験や実績だけで判断してはいけません。どの業者でもトップ営業マンは忙しく、他にも多数物件を抱えているケースが多いので、疎かにされるケースがあります。
大事なのは、一生懸命頑張ってくれる営業マンです!新人などは、経験が不足していても他に抱えている物件がないので、想像以上に動いてくれる事もあります。
★ポイント5 査定書の作成状況から営業マンを決めましょう。
査定書をしっかりと早く作成してくれる営業マンは、売却するための行動『広告作成・HP・写真・投げ込みなど』も早く一生懸命行ってくれる傾向が高いです。
いつまでも査定書が来ない・対応が遅い・約束を守らない営業マンは論外です。
★ポイント6 査定書の金額が実際に売れる金額ではありません。
会社によっては、お客様から専任媒介、または専属専任媒介を頂くために、市場価格から乖離している査定書を提出する会社も存在します。
明らかに無理な金額を提示している業者は避けるのが無難です。
上記6つのポイントをおさえるだけで、売却を有利に進める事ができるはずです。
しかし、不動産をより高く売却するために知っておくべき非常に大切なポイントが実はもう一つあります。
そのポイントとは『業者との媒介契約方法』です。
◆その前に媒介契約の種類を知っておこう!
あなたの不動産を高く売却するためには、まず、媒介契約の種類を知っておく必要があります。
これを知っているかどうかで売却価格が大きく異なってしまうと言っても過言ではありません。
媒介には、一般媒介、専任媒介、専属専任媒介の三つの様態があり、どの形かによって契約の仕方が異なります。
・一般媒介
特定の業者に限らず、複数の業者に取引の仲介を依頼する事ができます。
・専任媒介
依頼者が他の業者に重ねて媒介や代理を依頼することを禁じる形式のものです。ただし、依頼主は、自分で購入希望者を見つける事が可能。
・専属専任媒介
専任契約と同じで、依頼者が他の業者に重ねて媒介や代理を依頼する事、また依頼主自身で購入希望者を見つける事を禁じる形式のものです。
◆結論から言うと 『一般媒介』 が一番お金をかけずに高く早く売れる媒介契約方法です。
『どうして?専任の方がやる気を出して売却してくれるんじゃないの?』
いえいえ、実は専任媒介ではなく一般媒介の方が、はるかに高く売れる確率が高まるのです。この理由については、次回解説させていただきます。