この不安と自信は、我が家を自分で知らないことが原因
相反するように見える不安と自信、実は共通する原因がある。
その原因とは、我が家の状態を自分で知らない、もしくは間違って把握しているというもの。
前ページでご紹介したような、損するリフォームをしてしまった人たちの多くは、わからなかったから、間違って把握していたから、それぞれ不安になったり、メンテナンスリフォームのタイミングを逸したりしています。
大切なことは、いつも我が家がどのような状態になっているかを、正確に知っておくことです。家は財産です。大事な財産を守るためには、我が家の状態を自分で把握しておくことが必要です。
我が家のことを知っておくために、今すぐしておきたいこと
人間も家も同じように、正しい診断や点検をすることで正しい判断が下せる。
まずは信頼できるリフォーム業者に、屋根・外壁・床下・耐震を含めた我が家の健康診断をしてもらいましょう。
家の状態は刻々と変わりますから、最低でも10年おきに点検をすることが大切です。ここ10年以上点検をしていない家は、できるだけ早く点検だけでもしておきましょう。点検費用は、3万円程度~です。費用は少し掛かりますが、まずはきちんと点検を行い、現在の家の状態を正しく把握しておきましょう。
これが人の健康のことなら、見ず知らずの他人にいきなり「あなたは病気だからこれを飲みなさい」と怪しげな薬をすすめられて、飲む人は居ないでしょう。まずは信頼できる機関で検査を受けるという方がほとんどかと思います。
人間ドックに入って詳しく検査をして早期発見すればそれだけ早く手が打てますし、定期的な健康診断を行っていくことで、いつも自分の健康状態を把握していくことができます。
家も人と同じです。少しずつお金はかかっても、タイミングよく正しくメンテナンスを行っていくことが、結果的にはずっと得をするということを知っておいて頂ければと思います。
リフォーム訪問営業で外壁塗装のリフォームに失敗してしまった事例の詳細と、メンテナンスのタイミングを逸して大金を払うことになってしまった失敗事例を下記でご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
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