二重手間リフォームの損を防ぐには？(2ページ目)

リフォームならではの特性を知っておく

リフォームは全てを新しく作る新築とは違い、部分的な工事の繰り返しです。

家は一見関係ないように見えても裏で複雑に絡み合っています。前のページでは、家の中のキッチンリフォームにもかかわらず、外壁の二重手間が発生しました。

無計画に工事を繰り返すと、前回仕上げたところをまた壊すといったようなことが起きやすくなります。そうなれば、ムダな手間代がどんどん積み重なっていくだけでなく、仕上がりも美しくなくなってしまうのです。

仮設工事の重要性を知っておく

リフォームを行うために必要な「仮設工事」の存在も知っておく必要があります。仮設工事とは、高所の作業を安全に行うための足場や、工事をしない部分に汚れや傷がつかないようシートで覆ったりする養生など、工事を適切に行うための一時的な設備や作業です。

仮設工事は、リフォーム完了後に形の残らないものですが、適切で安全な工事を行なうために大切な作業であり、決してムダなものではありません。

しかしどうせ仮設工事を行うなら、できるだけ有効活用したいもの。そう考えていくと、二重手間を防いで効率よくリフォームする方法が見えてきます。

関連リフォームを上手にまとめて、二重手間を防ごう

リフォームは関連工事を上手にまとめて行うことで、二重手間を防ぎ、費用を削減することができます。また美しく仕上げるコツでもあります。二重手間リフォームで多いのは、外壁に絡んだ工事です。

例えば、雨戸の交換、雨戸からシャッターへの交換、ベランダの交換、キッチンや浴室リフォームに伴う窓や換気扇の移動、出窓の取り付けなどは、外壁が絡むリフォームですので、外壁塗装の時期とあわせるよう計画を立て、二重手間を防ぎましょう。

またサイディングの張替えをする場合は、外付けの給湯器の移動が必要になります。どうせいったん外すなら、給湯器の交換時期とあわせれば手間をひとつ減らせます。

他にも足場を掛けたら徹底的に使い倒すなど、長い目で見て二重手間が起きないよう計画を立てていくことが肝心です。足場が必要なリフォームは下記でまとめてありますので、参考にしてみて下さい。
■足場が必要なリフォーム！ まとめればおトク

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