住宅設計・間取り/収納プラン

片づける子どもが育つロフト収納を造ろう(2ページ目)

戸建ての住まいでは屋根裏・ロフト収納が人気。その一方で、不要品を溜め込む場所を増やしただけという失敗談も。でも片づけ基地としての目的があれば、ロフト効果はテキメンです!

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

ロフトは断熱・採光・通風に配慮する

吹き抜けに面したロフトは明かりが差し込み開放的に
片づけ基地としてのロフトですから、居住性をないがしろにしてはいけません。夏場は気温と湿度が上昇して蒸れやすいので、屋根と外壁の断熱性能はしっかりと確保しておきます。

遊び場としても使えるよう、採光と通風にも配慮が必要です。理想は、ロフト空間が吹き抜けとつながるようなプランニング。吹き抜けを介して居間や食堂とつながっていれば、間接的であっても明るくて風が通る場所になります。さらにはロフトからの視界が広がるので、気分的にもゆったりとさせることができます。

ロフトを部屋と直結させる

子ども部屋と吹抜けを設けたロフトのプランニング例。リビング側にも子ども部屋側にも開放的な明るい空間
ここで気をつけたいのがロフト空間の「使い勝手」。例えば折り畳みの梯子を使わないと上がれないようでは、上り下りが面倒になりやがて死蔵品のたまり場になってしまいます。

そこで、ロフト空間は子ども部屋に直結してプランニングし、備え付けの梯子段を設けて気軽にロフトを使えるようにしておきましょう。ロフトには造り付け収納を設けずに市販の小さな棚を置くくらいにとどめると、狭い場所だけに子ども自身が使いにくさに気付きます。それによって、雑な使い方をしないよう自然と歯止めが掛かるはずです。

こうした居心地の良いロフトをつくれば、子どもが喜ぶばかりか片づける習慣が身に付くという、親にも嬉しい予想通りの結果をもたらしてくれることでしょう。
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