住宅設計・間取り/収納プラン

クローゼットの収納量はこうして決める(3ページ目)

ウォークインクローゼットなら、たくさんしまえそう。人気があっても、実は漠然と高く評価しているだけ。本当に収納力があるのか? 実例を使って算定してみました。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

ホルダーで収納性の調整

ハンガーパイプに市販の吊り下げホルダーを組み合わせると、引き出しや棚の代用になります。例えばシャツホルダー(無印良品:30×35×72センチ)を使って、繰り返し着るカーディガンやマフラーの収納に。バッグラック(20×45×100センチ)を使うとバッグの定位置が決まります。但しホルダーを吊り下げた分だけ、ハンガー掛けの服が10~15着ほど減るので、全体の配分をみて取り入れましょう。

ラックは出し入れが頻繁で外出の多い人向き

さらに扉の面を使うと、収納力を上げることができます。市販のウォールポケットを掛ければ、サングラスやアクセサリーをしまうことも可能です。また、扉上面に挟み込んで使うドアフックがあると、その日に着た服の一時掛けに便利です。色々な収納グッズが市販されていますので、それぞれの事情に合わせて収納効率を上げてみては如何でしょう。

今回算定した収納量は充分か不足なのか、それぞれの所有量次第です。引き出しはいくつ置けるか、ハンガーは何本掛けられるかといった、具体的な数字で把握することで収納プランが立てやすくなります。今回の実例を目安に、是非算出してみてください。

▼関連リンク
クローゼットの収納づくりは、洋服収納の基本をチェック 【All About 収納】
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