住み始めてわかる「価値」もある

防災訓練
待ちをあげて防災訓練を行う分譲地もある。これはハウスメーカーによるコミュニティー形成の仕掛けでもある(写真は積水ハウスが分譲している大阪府の「リフレ岬・望海坂」)
分譲住宅の購入のポイントとして、まず価格や広さ、デザイン、間取りといった物件の特性、さらに教育環境や通勤通学の利便性といった周辺環境が挙げられると思います。これらは比較的、「わかりやすい価値」ですよね。

ただ、住まいや街の資産価値というものは、このようなわかりやすい指標では測れない部分があります。一例にこれまでに紹介してきた事例のような、コミュニティーによる街づくりの努力がありますが、それは住み始めてみないと実感できないもの。だから購入前に注意して観察する必要があるのです。

注文住宅、分譲住宅に共通していえるのですが、建物を長く使うためには定期的にメンテナンスを施すことが求められますよね。その仕組みをしっかりと構築しているハウスメーカーにはやはり相応の価値があるのだと、私は感じています。

「付加価値」を見極める確かな目を

住民協定の事例
分譲地には様々な住民ルールがある場合がある。中には家の外灯やポーチ灯に関するものも。写真はポラスグループが埼玉県浦和市の分譲地で行っている「灯りのいえなみ協定」
一見分かりづらい価値のことを「付加価値」と言い換えてもいいのでしょうか。これをどのように判断。見極めるのかも住宅建築、購入の大きなポイントになると私は考えています。分譲住宅の場合は施工中の様子が分からないわけですから、やはりそれを供給するハウスメーカーの信頼性には十分に配慮する必要があるでしょう。こうした信頼性も付加価値だと思います。

今回ご紹介した事例以外にも、コミュニティーが一気に高齢化しないように、分譲時期をずらして多様な世代が暮らせる街づくりを目指している分譲地といった事例もあります。詳しくみていくと、分譲地一つひとつにも様々な工夫があるのです。

「わかりづらい価値」なんていうと難しいものに聞こえますが(うまい表現が見つからずにすみません)、要するに私たち居住者の将来のこと、資産価値の行方についてもっと関心を持ってもらいたいのです。今や「長期優良住宅」の時代ですしね。

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