ポイント3:値下げ交渉は賃料だけにあらず!
値下げ交渉というからには、毎月支払う家賃を下げてもらうことを考えるかもしれません。でも、家賃はその建物のほかの部屋を借りている人との兼ね合いもあり、安くできないこともあります。
「私の部屋よりどうしてあの部屋の方が家賃が安いの!?」なんてクレームがきて、トラブルになったら、住みづらくなってしまうからです。
そんな時には、礼金や仲介手数料などを値引いてもらう交渉をしてみましょう。敷金は、預り金であり、退去する時の精算などのことを考えると、値引いてもらえる可能性は低いのですが、礼金は、契約時に大家さんへお礼として支払う1回きりのもの。ですから賃料はだめでも礼金なら交渉にのってくれるかもしれません。
また、仲介手数料とは、大家さんと借り主の間を取り持ってくれた不動産会社に報酬として支払うお金ですが、大家さんと不動産会社との間の関係によっては、仲介手数料を安くしてくれる可能性もあります。
また、金銭交渉以外に、付加価値をつける交渉をする、という手もあります。
例えば、エアコンがない部屋にエアコンをつけるように交渉する、など。エアコンを1台設置しようと思うと、約10万円ほどかかります。その分、お金を浮かせることができるのなら、それでもいいと思いませんか?
…家賃交渉術には、もうひとつ最後のポイントがあります。次回はそのお話です!
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