また、設備も一頃は「エアコンはマンションにしかない」なんてこともありましたが、最近はアパートのデザインや設備もかなり進歩してきています。
(アパートを大リフォームした物件もありますよ!詳しくはこちら)
気分しだいで呼び名が決まる!
明らかに木造2階建てであれば「アパート」、5階建てでエレベータもついているような物件なら「マンション」と誰もが言うと思いますが、微妙なのが2~3階建ての鉄骨の物件。物件名には「○○ハイツ」とか「コーポ○○」なんていう名称が使われていますが、これはマンションなのかアパートなのか、という問い合わせもよく受けます。これも結論からお話すると、不動産会社によって「マンション」としているか「アパート」としているかは変わってきます。あくまでも明確な規定がないからです。外観はかっこいいタイル貼り、エアコンなどの設備も充実!なんて物件だと「マンション」と表示していることもありますし、特になにもなければ「アパート」としていることもあります。
呼び名に惑わされるな!構造に注目
じゃあ、これらの物件、一番なにが違うのかといえば、「遮音性」。やはり、木造や軽量鉄骨の物件は鉄骨鉄筋コンクリート造や鉄筋コンクリート造の物件に比べて、遮音性で劣るものが多いのが現状です。ですから、物件を選ぶ時には、「マンションかアパートか」といった物件種別だけでなく、「構造は何なのか」までチェックするのがベスト。床や壁の構造はどうなっているのかを不動産会社さんにきちんと確認しましょう。もちろん、構造がしっかりしたものになれば、その分家賃は高くなりますよ!
(「騒音に困らない部屋選び」)
ちなみに、物件名(「○○マンション」「○○アパート」「コーポ○○」など)が表記されている場合がありますが、必ずしも物件種別と同一であるとは限らない(「○○マンション」という名前の木造アパートだってありうるってこと!)ので、名前だけで判断しないように!
【豆知識】
英語で「mansion(マンション)」と言えば、大邸宅のこと。アメリカ人にマンションに住んでるって言うと大金持ちだと思われてしまいます。日本語でのマンションに相当するのは、「apartment(米)」もしくは「flat(英)」と言われ、高級分譲マンションは「condominium」と呼ばれています。
<関連記事>
「賃貸物件情報に強くなる!その2:賃貸文字情報の読みこなし術」
「賃貸物件情報に強くなる!その3:間取り情報の読みこなし術」
「賃貸物件情報に強くなる!その4:不動産情報の読みこなし術」