「同じ世代が入居している」かどうかもポイント
若い世代のママさんから聞くのが、「同じような赤ちゃんのいるアパートやマンションだと安心する。だって、泣き声もお互い様だし、なにより話し相手がいるだけで嬉しい」ということ。初めての子育ては、分からないことだらけ、不安だらけ。家の中でずっと赤ちゃんと二人きりでは、ストレスはたまりっぱなし。夜帰宅した夫に八つ当たりしてしまうかもしれません。
そんなとき、同じ世代のママ友達がいると何かと心強くて安心します。赤ちゃん同士でなくても、同じような子供がいる家庭なら、子育て先輩として育児相談もできます。天気のいい日には外に出て散歩し、ちょっと立ち話をするだけで、随分ストレスが解消できるのです。
子育ての不安も、誰かに相談できると心強いですね |
また、同世代の家族と住むと、「お互い様」という気持ちが成立します。これは、子育てにはとても重要なこと。一人暮らしの時には、自分も音楽を聴くのに隣から聞こえてくる音楽は騒音にしか聞こえませんが、なぜか自分に赤ちゃんがいると、近隣から聞こえてくる赤ちゃんの泣き声は、心地よいものにすら感じられるのです。そこには、「お互い様だ」という気持ちがあるからなのでしょう。「お隣さんの赤ちゃんも泣いているわ。お互い、大変ね」と、相手を労わる気持ちがあれば、騒音トラブルは起こりません。
逆に、広めのワンルームやおしゃれなマンションなど、一人暮らしが多いマンションやアアパートだと、こういったコミュニケーションが取れないし、赤ちゃんの泣き声がうるさいと感じている隣人は、廊下で出会ってもそっけない態度にでるかもしれません。
どんな人が住んでいるのかは、まず建物全住戸の間取り図をチェック。新婚向けの間取り中心であればOK。つまり、9割がワンルームで1割が2DK・・・という物件よりは、全戸がファミリータイプのものを選んだほうがいいでしょう。また、部屋を借りる前に不動産会社の人にこそっと聞いてみたり、現地に下見に行ったときにベビーカーや三輪車、洗濯物などに子供の気配があるかどうかを確認するのも手です。
さて、次は1歳を過ぎ、歩き出した子供にとって危険のない賃貸マンションのチェックポイントをご紹介します。