部屋探し・家賃/部屋探しの流れ

要注意!退去しても家賃が発生?(2ページ目)

1年でいちばん引っ越しが多いのは、1~3月。賃貸のオンシーズンといわれる時期です。新居に引っ越すためには、今住んでいる部屋を退去しなければなりません。さてそのダンドリを整理しておきましょう。

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

引っ越しのタイミングで出費がかさむ!?


さて、退去するには次の新居が必要です。それが賃貸の場合、新居の家賃支払いが発生します。このとき新居の条件によっては、旧居と新居、ダブルで家賃を払わなければならない期間が発生してしまいます。できるだけその期間を短くするためには、ちょっと工夫が必要です。

◆空き部屋の新居を契約する場合
このケースがもっともダブル家賃支払いの期間が長くなります。新居が見つかったから旧居を解約する、という手順で引っ越しする場合、今すぐにでも入居できる新居の家賃は契約したその日から発生します。それから旧居の退去予告をすると・・・ほぼ1ヵ月ダブル家賃が発生しかねません。
新居が空き部屋
リフォームも済んだ空き部屋は、基本的に契約したときからすぐ入居できる。逆を言えば、契約したら入居しなくても家賃は払わなければならない




これを少しでも緩和するためには・・・?

(1)新居の契約を先延ばしにしてもらえないか相談してみる

矢印
基本的に、すぐ入居できる賃貸の場合、契約した日から家賃が発生します。でも、うまく不動産会社の担当者に相談すれば、多少の融通はきかせてくれるよう、大家さんに話してくれるかもしれません。




(2)1ヵ月後以降に入居できる新居を探す

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たとえば、建築中の新築物件なら、入居可能日までに1ヵ月以上あることも。また、中古物件でも現在まだ前住人が居住中で、退去・リフォームなどに時間がかかる物件もある。



これがダメなら、ダブリ家賃は払うけれど、他の部分で支出を抑える方法を考えてみましょう。(詳しくはこちら→「礼金と賃料、値引くならどっちが得?」



退去予告をするためには、まず新居探しが必要。ダブリ家賃を払うのがイヤ!という人は、「まず退去予告をしてから新居を探す」という方法もありますが、必ず新居が見つかるとは限らないし、焦って決めてもいいことはないので、オススメはしません。新居を探し、いい物件が見つかったら退去の連絡をするほうがいいですよ。

【関連サイト】
・少しでも安くしたいなら、二重家賃を減らせ!
・二重家賃を払わず引っ越すための知恵
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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