そこで今回は、トラブルを避けるための方法を紹介しましょう。
□これから部屋を探す方へ…
【絶対トラブルは避けたい!入居前の念入りチェックポイント】
□現在、入居している方へ…
【入居してから気がついた!今からでも間に合う対処法】
□すでにお困りの方へ…
【騒音トラブル真っ最中!円満に解決するコツ】
これから部屋を探すならここをチェック!
音に悩まされない部屋を選ぶ知恵を持っていれば、入居後のトラブルも避けられます。次のポイントをチェックしましょう。
◎アパートではなくマンションを選ぼう
木造アパートよりマンションのほうが一般的には音が響きにくい。が、その分家賃は高いのは当たり前 |
アパートとマンションの大きな違いはなんといっても構造。木造や軽量鉄骨造などのアパートは、材料が軽く、構造上高層住宅は建てられない。その代わり、建築コストが安いので賃料は安めに設定されるというメリットあり。一方、マンションは鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリート造で、躯体がしっかりしているため、比較的遮音性が高くなるが、家賃はアパートより高め。さらに、分譲仕様または分譲マンションを賃貸にしているものだと、遮音性能は高いものを探せる可能性大。
◎総戸数が少ない建物を選ぼう
他人の音を気にする人は、最上階や角部屋を選ぶのは当たり前。だったら、総戸数が少ない建物を選べば、自然と隣接する部屋は少なくなる。ただし、もし上階に住むなら下階には迷惑をかけないように注意しよう。
◎生活スタイルに合わせた間取りを選ぼう
同じようなライフスタイルの人が集まっているほうが、お互いの生活に与える影響は少ない。1棟全戸が同じ間取りの建物なら、それが可能になる。一人暮らしなら、ワンルームや1Kタイプを選んだり、ファミリーなら、3DKタイプを選ぶと比較的同じような世代の人が集まる。
◎隣接する部屋との間は壁だけか、それとも物入れがあるか
不動産会社で物件の図面を見せてもらうときに、隣とはどのように接しているのか確認してみよう。ただ壁1枚しかないよりも、押入れや物入れがあるほうが、空気層ができるため音が響きにくい。
◎間取りタイプ混在型なら、敷地内、夜の様子をチェック
子どもの自転車や三輪車などが、駐輪場にあるかどうか |
1棟に何タイプかの間取りが混在している建物もある。こんな時は、敷地内をチェック。自転車置き場に子どもの自転車があればファミリー世帯が住んでいるだろうし、夜になっても電気のついていない部屋には、夜型の住人がいるのだろうと推測できる。
◎フローリングよりカーペット、畳のほうが響かない
小さな子どもがいる場合、食事時にテーブルからスプーンやお皿が落ちたり、子供が走り回ることもある。床素材はフローリングだと高音が響きやすく、カーペットや畳のほうが響きにくい。
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