賃貸で騒音トラブルはよく起こります。でも、その先はあまりいい結果を招きません。それはなぜでしょう?
その答えはハッキリしています。自分ではいいと思っていることでも、他人にとっては迷惑になっていることに気が付いていないからなのです。自分の常識と他人の常識。どこが境界線なのでしょうか。

どちらの言い分も分かるけれど…


あるAさんの悩み。Aさんは、シングルで平日の昼間、仕事をしています。

遊ぶ子どもたち
子どもは元気に動くもの。でも、夜9時以降はお静かに

「最近、上の階に2歳くらいの子どもがいる3人家族が引っ越してきたんです。あいさつにも見えてとっても感じのいい方たちでした。ところが、困ったことに夜になっても子どもが走り回っているようなのです。その足音がかなり響く。22時ごろまでは我慢できるのですが、24時になっても足音がするっていうのはどうなんでしょう?普通なら子どもは寝ている時間でしょう?こっちは仕事で疲れているから早く寝たいのに…。」

また、別のBさんからはこんな悩みを聞きました。

「うちの子どもは3歳。やんちゃ盛りです。先日、下の階の人に怒られました。『子どもの足音がうるさい!』って。確かに、昼間は走り回っていますが、夜は静かにさせています。遅くとも、22時までには寝かすようにしているんです。それでも、たまに遅くなることはありますが、絶対走り回ったりしません。だから、それほど下の階に響いていないと思うのですが…。」

Bさんの部屋は最上階。上からの音がどのくらい響くのか、自分では経験できません。それでも、常識的に考えて22時以降は静かにするようにしているとおっしゃっていました。それなのに、階下の人に怒鳴られてびっくりだと。あくまでも普通の生活をしていただけだとおっしゃっています。

「常識」にズレ?


騒音トラブルのほとんどは、双方の感じ方のズレによって起こります。音の聞こえ方は人それぞれ。同じ音を聞いても、うるさいと感じるかどうかには差があります。それがトラブルの原因のもと。

前出のAさんとBさんは、家族構成が違います。シングルとファミリーでは、生活スタイルも異なります。Aさんとしては、「子どもが夜遅く起きているのはヘンじゃないの?」と思うし、Bさんは「子どもなんだから、走り回ることはあって当然。しかも、夜は静かにしているじゃない!」と思うのです。

>>>Aさんの上階に引っ越してきた人は「非常識人」なの?