「大家さん」とは、賃貸物件を所有している人のこと。江戸時代から大家と店子の制度が始まり、今に至るまで続いています。昔は、「店子といえば子も同然」と言われたように、大家さんと言えば親も同然。それは、遠方から上京させて部屋を借りて暮らす我が子のことをよろしくお願いします、という意味が込められ、大家さんが親代わりとなっていたのです

大家さんってどんな人?


昔は、大家さんの住まいの隣やすぐ近くに賃貸物件があり、家賃は大家さんに直接手渡していたので、入居者はどんな大家さんなのかもちろん知っていますし、逆に大家さんにとってもどんな入居者なのか、きちんと把握することができました。ところが、だんだん便利になってきて家賃は集金ではなく振り込みになり、入居者を募集するのを不動産会社に依頼するようになると、大家業は金融ビジネスになってしまい、入居者との接点をあまり持たなくなってしまいました。現在、大家さんが入居者と具体的な接点を持って行う業務はほとんどありません。管理会社や不動産仲介会社が間に入ることが多くなっています。

では、どんな人が大家さんになっているのでしょうか?

農地
農地も気がついたら宅地になっていることが・・・
◎農家兼業の大家さん
賃貸経営をするのは、やっぱり土地を持っている人。農業を営んでいる人は広い土地を持っていることが多いのですが、一部の土地を使いアパート経営をしたほうが収入が多くなるケースもあります。そんなとき、農業に適した土地では農業を継続し、アパート経営に向いた土地は土地活用のため賃貸経営を始める大家さんがこれ。


◎地主の大家さん
元農家であったり、代々広い土地を持っている家は、もし相続が発生すると莫大な相続税が発生します。また、土地をもっていて有効に使っていないと、毎年の税金も多くかかります。借金があったり、アパートを建てて他人に貸していると、相続税や固定資産税は、安くなります。したがって、税金対策も兼ねてアパート経営をする地主さんがいます。




◎不動産会社などのプロの投資家
賃料収入を目的に、また転売目的にディベロッパー、建設業者などのプロが、所有者の場合もあります。土地を購入して、建物を建てるケースもありますが、タイミングをみて土地と建物をセットで中古物件として購入するケースが多いようです。法人でなくても、個人がプロ投資家となっていることもあります。

◎転勤などで一時的に部屋を貸す大家さん
家を建てたり、マンションを購入した途端に転勤が決定!でも、転勤期間がはっきりとしていて、何年かの後には帰ってくることが分かっているなら、自宅を一時的に貸し出すことがあります。この大家さんは、近くに住んでいないことがほとんど。家を不動産会社に預け、入居者募集から家賃集金、何かトラブルがあったときの対応まですべてお任せしている大家さんです。

>>>大家さんと入居者の関わりは・・・?