新築好きの日本人

中古住宅をリノベーションした事例。まだまだ「リノベーション」の発想は浸透していると言えないのが現状。
今回は、「中古住宅を買わなかった理由」から、このサイトのテーマ「中古住宅+リノベーション」の可能性を考えていきたいと思います。『新築VS中古とリノベーションの関係 その1』で、住宅購入の選択肢として中古住宅を検討している人は意外にもたくさんいるとお話ししました。しかし、それにもかかわらず日本人の80%は初めての住宅購入で新築を選んでいるのです。

中古住宅を買わなかった理由

まず初めに、中古住宅を検討したけれど、最終的に新築を選んだ理由を確認しておきましょう。リクルート総研の調査によれば、もっとも多い理由は、「せっかくのマイホームは新築の方が気持ちが良いから」。「新築の方が気持ちが良い」ということはつまり、中古住宅に対し「他人の使い古したバスタブやキッチンが気持ち悪い」「見た目が汚れている」といった感想をもっているということでしょう。確かに築年数の古い物件は「そのまま住むにはちょっと…」と思うような見た目のよろしくないものも多いのが実情です。回答は以下、価格が妥当かどうか不明、リフォーム費用の割高感、性能・品質に対する不安と続いています。
一方、「建物の構造の劣化や品質に対する不安が新築を買わない理由になったか?」という質問の結果では、70%以上が程度の差はあれ「Yes」と回答しています。古い建物は耐震性や断熱性の質が低い。一般的にそのように認識されていると思いますが本当のところはどうなのでしょうか?次のページで、建物の品質・性能に対する不安の本音を探っていきましょう。