新築と中古、双方を検討している層が大きい

このサイトのテーマ、「リノベーション」と中古住宅は切っても切れない関係。今回から2回にわたって、新築購入タイプと中古購入タイプの視点の違いを見ていきましょう。住宅総研の調査によると、新築住宅購入者のうち、「中古住宅も検討した」が36%、一方で、中古住宅購入者のうち、「新築も検討した」が55%。意外と大勢の人が、新築と中古、双方を検討した上で購入を決めていることが分かります。
上の図は、新築と中古住宅、それぞれの購入者が、住宅購入の過程で検討した全ての物件を集計したグラフ。参照:リクルート住宅総研

中古住宅を検討した理由

価格の安さに並び、“すでに建築されていること”が中古住宅の強み。
住宅購入の選択肢として中古住宅を検討した理由に、新築購入タイプと中古購入タイプで違いはあるのでしょうか?同調査によると、いずれのタイプも「新築に比べて価格が安いから」が圧倒的に第1位。価格の安さは中古住宅の魅力として広く浸透していることが分かります。一方、2位以降の理由で、各タイプにより違いが表れています。

新築購入タイプの中古検討理由には、「同じくらいの予算で新築より良い地域の物件が買える」、「同じくらいの予算で新築に比べグレードの高い物件が買える」など、新築と比べた場合のコストパフォーマンスに期待する理由が、上位を占めています。それに対し中古購入タイプは、コストパフォーマンスへの期待に並び、「既に建っているので物件の様子がつかみやすい」、「既に建っているので周囲の居住者や居住環境がつかみやすい」など、物件や周辺環境を購入前に確認できることが上位に挙がっているのです。

次のページで、「中古住宅は何を重視して検討したか」の質問の回答から、更に新築購入タイプと中古購入タイプの視点の違いを探っていきます。