台湾最大、そして最も美しき湖……日月潭
霧が出ると水墨画のような雰囲気になる日月潭 画像提供:台湾観光局/童安正
昨今では、日月潭は中国大陸からの観光客にとって台湾観光で行きたい場所ベスト3に入る人気スポットなのだとか。現地の修学旅行生も訪れるなど活気ある観光地です。それでは、おすすめ観光地、ショッピング、ホテルをご紹介しましょう。
日月潭の由来
日月潭は湖の西側に浮かぶ拉魯(ラル)島を境に東が太陽、西側が三日月の形に似ていることからその名が付けられました。ちなみに「拉魯(ラル)」とは原住民サオの言葉で祖先の霊が眠る場所という意味です。この日月潭には白鹿の伝説があります。昔むかし、原住民サオは一頭の白鹿を追って山奥に入って行きました。すると不意に視界が開け、水をたたえた湖面が姿を現したのです。そしてその白鹿はゆうゆうとした足取りで、湖の中に消えていきました。サオはこの湖の美しさに魅せられただけではなく、この湖やその周りの産物がとても豊かなことに気付きました。サオはこの湖へと導いてくれた神に感謝しつつ、皆で話し合い、この地へ移り住むことを決めたのでした。
日月潭を観光する
蒋介石が母親を記念して建てたという慈恩堂 画像提供:台湾観光局/郭尊仁撮影
環湖公車は日月潭の周りを回る環状バスで、水社旅遊服務中心(水社ビジターセンター)を起点に朝霧碼頭や文武廟、伊達邵、玄奘寺、玄光寺などを経由します。平日、休日ともに1時間に1便で1日8便、一日乗車券は80台湾元(約270円)です。車内は自転車も搭載できます。水社旅遊服務中心で時刻表をもらうと便利です。
タクシーをチャーターして観光する場合は、日月潭一周約4時間で1,200台湾元(約4,000円・2011年の相場)という公定価格がありますが、ホテルによってはそれ以上かかる場合もあるので必ず確認しましょう。タクシーは1人で回るには割高ですが、人数が集まればバスの時間を気にすることなく観光ができて便利。日月潭のタクシーは距離にかかわらずメーター制ではなく交渉制ですので、近距離でも値段を交渉の上決定します。
遊覧船の情報については、次のページからの日月潭おすすめ観光スポット1をご覧ください。
日月潭の観光情報は>>>日月潭公式サイト(日本語あり)へ
お得なパスで日月潭を楽しもう
990元のパスには九族文化村の入場券も入っている
『日月潭水陸空好行套票360元』は360台湾元の販売価格で606台湾元分のパスが入っており、さらに自転車の優待やお土産の優待券も入っていてお得。他にも自転車のレンタル券が付いているものなど、用途に合わせて5タイプ用意。購入は7-11や指定のバス停で。
詳しいご案内は>>>南投客運のサイトへ(中国語のみ)
日月潭は今、サイクリングがアツい!
湖の周りをサイクリングするのは気持ちいい
GIANTレンタルステーションでのレンタル料金は1時間200~1,000台湾元(約600~2,800円)で、貸し出しは高級自転車なのでデポジット(18,000~100,000台湾元、約50,500~280,000円)がかかります。デポジットはクレジットカードでの支払いで、他に身分を証明できるパスポートなどが必要になります。レンタル料金はどれも2時間目からは一律200台湾元で、レンタルは4時間までです。
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■GIANTレンタルステーション
住所:南投県魚池郷水社村中山路163號
TEL:(049)285-6713
営業時間:6:00~19:00 /7:00~18:00(11~4月)
定休日:木曜
日月潭のサイクリングロードで環湖証明がもらえる!
日月潭にはサイクリングロードがあり、湖を一周した方には環湖証明を発行しています(日月潭管理処の署名入り)。ただし日月潭を周遊するサイクリングロードは上級者向け。初、中級者は水社ビジターセンターから伊達邵埠頭まで時計回りに進み、その先は環状バスまたは遊覧船に自転車ごと乗車して水社ビジターセンターまで戻る方が賢明です。日月潭の自転車フェスティバル
クラシックな装いでツーリング
クラッシクのコスプレ姿で美しい日月潭をゆっくりとサイクリングするというイベントもあり、自転車好きなら要チェックです!