介護施設・老人ホームは、一度入居したら気軽に住み替えるのは難しいもの。ここでは後悔しない施設を見つけるためのポイントをご紹介します。
 

介護施設・老人ホーム選びの第一歩は現状整理

希望に合った介護施設や老人ホームは、どうやって選べばよいのでしょうか?

希望に合った介護施設や老人ホームは、どうやって選べばよいのでしょうか?

介護施設・老人ホームの種類は多種多様。方針を決めずに入居先を探し始めてしまうと、あまりの情報の多さに混乱するだけです。

まずは入居する人の状況や予算などの現状整理をした上で、入居先を探しましょう。現状整理のポイントをまとめます。

■入居する人の状況や性格
・どんな介護が必要なのか。心身の状況はどうか、医療的なケアが必要かなど

・どんな持病があるのか。認知症の有無、高血圧や糖尿病といった食事制限が必要な病気の有無など

・集団生活に適した性格か、趣味や習慣はないか。集団生活に溶け込みやすい性格か、欠かせない趣味はあるか、日課のようになっている習慣は何かなど

・どこまで緊急を要するか
今すぐ入居させないといけないのか、数カ月ぐらいは在宅でも大丈夫なのか、1~2年ぐらいは待てるのかなど

■入居のための予算はどれくらいあるか
・収入はどれくらいあるか。入居する人の年金、その他の収入、家族からの援助など

・資産はどれくらいあるか。入居する人の預貯金、株などの金融資産、自宅などの不動産など
 

介護施設・老人ホームの特徴を知る

介護施設・老人ホームの生活パターンや受けられる介護は、施設によって異なります。各施設の特徴や費用、申込先について、以下の記事で詳しくまとめています。


特に利用者が多い「有料老人ホーム」の探し方については、「有料老人ホームの探し方」に詳しくまとめています。
 

介護施設・老人ホームの申込前のチェックポイント

お目当ての介護施設や、老人ホームをいくつか見つけることができたら、しっかりと比較検討を行い、末永く満足できそうなところを選びましょう。申込前の主なチェックポイントは以下の通りです。

■費用はまかなえるか
入居金や毎月の生活費がいくらぐらいかかるのか、それは親の預貯金や年金収入などでまかなえるのか、家族の金銭的援助がいるのかなど、しっかりと資金計画を立て、経済的に無理のない入居サービスを選ぶ。

■どこまで介護してくれるのか

介護施設によって「お世話」の内容は実にさまざま。病気になったら、寝たきりになったら、認知症が進んだらなど、「どういう状態のときには、何をしてもらえるのか?」を具体的に確認する。

■いつ入居できるのか

入居の必要性が高いが、希望する施設に空きがないような場合は、ショートステイなどでしばらくしのいで、空きができるまで待つという方法も。

■施設のルールはどうか

共同生活を行う以上、その施設になじめるかどうかは重要。1年間、1カ月、1日の予定や施設内でのルールを確認し、入居する人のライフスタイルや性格に合いそうかどうか検討する。

■立地や介護体制など、その他の希望はカバーできるか
立地条件(面会に行きやすいか、周辺の利便性など)、経営基盤がしっかりしているか、食事の質(味、栄養バランス、治療食の有無など)、共用スペース、自室の快適さ(広さ、設備など)、介護体制(24時間ケアが受けられるかなど)、医療体制(どんな医療機関と提携しているかなど)、職員の対応は的確かなど。
 

介護施設・老人ホーム見学のポイント

ある程度候補を絞り込んだら、今度は現地に足を運んで見学を行いましょう。ホームページやパンフレットから得られる情報だけでは、わからないことが多いものです。

介護施設を見学する際にも大切なポイントがあるので、以下にまとめておきます。

■設備だけでなく、雰囲気を確認する

施設の設備や職員の言葉だけでなく、職員と入居者の関係性や入居者同士の関係性なども注意深くチェックして、親がそこに溶け込めそうかどうかを自分のなかでシミュレーションする。

■見学は誰かと一緒に行く
一人で行くと、案内してくれる職員との応対だけで精一杯になり、肝心なところを見落としがち。家族や友人と一緒に行くと、自分だけでは気づかなかったことを発見してくれることが多い。

■複数の施設を見学する
いくつかの施設を見学することで、それぞれのサービス内容や雰囲気などを比較検討することができる。また、新設の老人ホームなどでまだ完成していない場合は、同系列の施設を見学すると具体的なイメージをつかみやすい。

■ある程度絞り込んだ段階で親を連れて行く
体調や病状などにもよるが、候補をある程度絞り込んだら現地に入居する人を連れて行き、自分が付き添って一緒に見学をする。緊張を解き、安心して入居させるのに有効。

■契約書などを受け取る
施設に関心が持てたら、契約書や重要事項説明書をもらって帰り、じっくりと読み込んで細かな条件などを理解することが大切。

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