下痢の原因はたくさんある
ひどい下痢が続く時の対処
一日に何度も下痢をする場合は、脱水症状になったり、電解質が過度に失われたりします。スポーツドリンクなどで脱水や電解質対策をするとよいかもしれません。ひどい下痢が続く場合は病院にいきましょう。また、便を観察して、変な形状・質感・色の場合も医師に相談しましょう。便秘と下痢を繰り返す、という場合も医師にみてもらいましょう。服薬開始後の下痢
腸内細菌の乱れの下痢かな?
食事計画のヒント
一度に食事を変えてみるのではなく、少しずつ変えてみると、食べ物と下痢が関連しているのか分かりやすい思います。除去したり減らしても、下痢に影響がないと分かれば、通常の摂取量に戻します。ただし、下痢の原因がストレスや病気など、食事自体には全く関係ないケースもあります。- 砂糖、乳糖、果糖、高果糖コーンシロップ、ソルビトールが多く含まれている食品や飲み物を取りすぎないようにする
- カフェインが入っている飲み物の大量摂取を制限する
- 脂肪の多い食品を大量に食べないようにする
- 乳製品(乳糖)の摂取が原因となっていないかチェックする
- 辛い食べ物など、刺激が多い食事が下痢の原因になっていないかチェックする
- 食品や食器の衛生にも注意する
下痢の多い人が注意したい食べ物
「注意する食品」と「代用する食品」のリストです。必ずこの食品が「よい」「よくない」という訳ではありません。一般的に下痢に影響を与える食品というこで、ご自分の調子をみながら食事を調整して下さい。■乳製品グループ
【注意する食品】低脂肪ではない牛乳、クリーム、アイスクリーム、ベリー類が入ったヨーグルト
【代用する食品】低脂肪の乳製品、豆乳、シャーベット、チーズ、乳酸菌が入っているヨーグルト
■肉、魚、豆、卵グループ
【注意する食品】揚げ物、ソーセージ、ベーコン、脂身の多い肉、ナッツ類
【代用する食品】脂身の少ないもの、ナッツ類は塊がなくペースト状になっているもの
■穀類グループ
【注意する食品】雑穀米、雑穀パン、雑穀パスタ、雑穀シリアル、ナッツなどが入ったパン、ポップコーン
【代用する食品】白米、白パン、コーンフレークなど、食物繊維の少ないもの
■野菜グループ
【注意する食品】ほとんどの生野菜、揚げた野菜、ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、とうもろこし、芋の皮
【代用する食品】生レタス、よく火を通した野菜
■果物グループ
【注意する食品】バナナとメロン以外の多くの生の果物、ドライフルーツ、プルーン、レーズン、果実の入ったジュース、プルーンジュース
【代用する食品】よく熟れたバナナ、メロン、缶詰のフルーツ、果実の入っていないジュース
■飲み物
【注意する食品】コーヒー、お茶、エネルギードリンクなどカフェインが入ったもの、アルコール
【代用する食品】カフェインの入っていないもの。下痢による脱水を予防するために1日に約2リットルの水分を摂取しましょう
下痢が続くと、消化がよいものを……と思いがちですが、腸に入ってくる食べ物ではなく、腸内細菌バランスが崩れていることが原因の場合もあります。ヨーグルトや納豆など発酵食品や、腸の働きを整える食物繊維などをしっかり取るというアプローチが有効な場合もあります。
いかがでしたでしょうか。自分の体の調子をみながら下痢を抑える工夫をしましょう。