本人も周りも辛いPMS…
月経前症候群(PMS)は女性特有の症状で少なくても80%以上の人が経験したことがあるといわれています。生理の1~2週間前から始まり、月経開始と同時にその症状がなくなります。PMSの原因ははっきりしていませんが、月経サイクルのホルモンの変化と関係しているといわれています。精神的、身体的ストレスはPMSの原因ではないとされていますが、PMSを悪化させるといわれています。

PMSの症状は人によってそれぞれで、にきび、胸の張り、睡眠障害、むくみ、便秘、下痢、頭痛、腰痛、食欲の変化、関節痛、周囲散漫、イライラしやすい、気分不安定、心配性、うつなどがあります。本人も苦しいのですが、イライラしたり、怒りっぽくなったり、悲しくなってしまうことで、家庭や職場で周りの人まで巻き込んでしまうこともあります。

1ヶ月に2週間近くもPMSに悩まされている人は、生活のクオリティーにも悪い影響を与えかねません。気分よく毎日を過ごすためにも、本気でPMSの改善に取り組んでみましょう!


■月経前症候群(PMS)を改善する3つの方法
(1)食生活による改善方法
(2)サプリメントによる改善法
(3)ハーブによる改善法
を紹介します。


(1)食生活による改善方法

■食塩を控えてむくみ予防
食塩を日頃から控えるのは健康に良いことですが、特にPMSがスタートする頃からは意識して減塩に取り組みましょう。塩分を控えることで、体が溜め込む水分の量を減らし、むくみを改善することができます。味気の無い食事になるのは面白くありませんから、塩の代わりにスパイス、かぼすなどの酸味、ねぎやしそなどの香味野菜、香ばしナッツや胡麻、フレッシュな挽きたて黒胡椒などを活用しましょう。塩味の強い汁物、漬物、スナック菓子などは出きるだけ控えましょう。

■カフェインやアルコールを飲みすぎない
カフェインやアルコールは、胸の張り、神経の緊張、不安症を悪化させるといわれています。カフェインはコーヒー、紅茶、緑茶、チョコレート、栄養ドリンクなどに含まれます。麦茶や杜仲茶などにはカフェインが含まれていないので代わりのドリンクとしてお勧めです。水も十分飲んでくださいね。


サプリメントによる改善法

■カルシウム
カルシウムははPMSとの関連性が強く示唆されています。カルシウムはホルモンを生産する内分泌系に影響を与え、十分に摂取することで、気分の不安定、むくみ、食欲、痛みを改善するといわれています。アメリカでは、1日に1000~1200ミリグラムほどのカルシウム摂取が有効とされています。食事からのカルシウム摂取量をもとにして、サプリメントの量を調整してみましょう。カルシウムのサプリメントを取る時には、その半分の量のマグネシウムも同時に取るようにしましょう。マグネシウムはカルシウムと複雑なバランスを保っており、筋肉をリラックスさせる働きもあります。

■マグネシウム
マグネシウム不足とPMSの関連性が報告されています。マグネシウム不足は、痛みや炎症に関係する物質の作用に影響するといわれています。数ヶ月に渡って、十分なマグネシウムを摂取することによって、むくみ、胸の張り、気分の不安定が改善されるといわれています。カルシウムサプリメントの半分の量を目安として摂取しましょう。

■ビタミンB6
ビタミンB6はPMSを改善するサプリメントとして人気があります。いくつかの報告によると、胸の張りや痛み、PMSによるうつや心配症を改善すると報告されています。ビタミンB6はマグネシウムの働きを高める働きもあります。ビタミンB6の過剰摂取は神経障害を起こすことがあるので、1日に100ミリグラム以上の摂取は避けるようにしましょう。


ハーブによる改善法

■チェストベリー
チェストベリーのPMS効果については様々な意見があり、活発な研究が進んでいます。チェストベリーは生理に関するトラブルの改善に何千年も使用されており、今でもPMS、不妊、にきびなどの改善に使われています。また、チェストベリーの木であるチェストツリー(Chaste Tree)にも効果があります。バースコントロールピルやホルモン剤を利用している人、妊婦は使わないようにしましょう。

■ドンクアイ
ドンクアイは数千年に渡り主にアジアで使われ、後にヨーロッパーにでも使われるようになりました。昔から女性特有の症状を改善するために使われており、現在はPMSの改善にも使用されています。ブラックコホシュなどの、他のハーブと一緒に使うと効果的だとされています。ただし、生理の多い人は使わないようにしましょう。


いかがでしたでしょうか? なんとかPMSをコントロールして快適に生理サイクルを乗り越えたいものです!
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