ぎっくり腰は整形外科か内科の受診を
早急に医師の診察を受けなくてはならないケースがあります
ぎっくり腰には早急に病院へいくべきものと、痛みが和らいでからの受診でも心配ないものがあります。下記の項目に一つでも当てはまる場合は、他の病気で急激な腰痛を起こしている恐れがあるため、なるべく整形外科か内科を受診するようにしましょう。
- 痛みがどんどん強くなる
- 短期間で、再発を頻繁に繰り返す
- 日が経っても痛みが軽減されない
- 楽な姿勢がなく、横になっても痛みがある
- 夜間痛があり、目が覚める
- ふるえ、発熱、冷汗、吐き気がある
- しびれ、力が入らないといった症状がある
- 排便、排尿に異常がある
ぎっくり腰治療に有効な代替医療
医師による治療の他に、ぎっくり腰には代替医療という選択肢もあります。病院と代替医療のどちらを選ぶべきかは、自己判断が難しいかもしれませんが、最初は病院で医師による診断を受け、他の疾患がないことを確認した上で代替医療を選択する方法もあります。
病院でも海外で発展した治療法や、国内で経験的に確立されていった治療法など、従来の理学療法や薬以外の代替療法が取られることもあります。代表的な代替療法
理学療法や薬だけでない代替療法も、幅広くぎっくり腰治療に使われています
ぎっくり腰の代替療法は様々。国家資格の有無はもちろん、同じ療法でも先生により施術方法が違ったりと種類豊富で、個々人が自分が希望するものを選ぶことができます。
国内では、鍼灸院、マッサージ、接骨院、整骨院、オステオパシー、カイロプラクティックといった看板を掲げるところで、ぎっくり腰の相談をすることができます。
患部へ直接的な施術はせず、関連部位の状態を改善させることで、ぎっくり腰の痛みを軽減、再発予防を促す方法もあります。また、漢方による体質を考慮した予防法もあります。
ぎっくり腰で救急車を呼んでいいの?
ぎっくり腰で動けない時、救急車を呼ぶか迷う人も多いようです
あまりに強烈な痛みで、初めてぎっくり腰になった人は驚いて救急車を呼んだり、夜間診療の病院へ行くこともあるようです。 しかし、他の疾患が原因でない場合、ぎっくり腰自体は緊急治療を必要とするものではありません。
ぎっくり腰になったらまずは横になり10分間ほど冷却してみましょう。少しでも力が入ると強い痛みを感じるかもしれませんが、楽な姿勢が見つかったり、脱力をしている間は痛みが軽減されたりと、徐々に状態が把握できてくると思います。そうなれば救急車を呼ばず、自宅で安静にして様子をみます。翌日以降も心配であれば、家族や知人にお願いをして車で病院へ送ってもらって検査を受けたり、往診可能な整形外科をお願いすることもできます。歩けなくなった場合に相談できるよう、日頃から近くの病院を調べておくことも大切です。