ポリオワクチンの副作用
生ワクチンでは、ポリオを発症する可能性も。接種400万回に1回。現在、日本で発生しているポリオはすべてワクチンによると言われています。私が診断したポリオもポリオワクチンによるものでした。そのため、一刻も早く、不活化ワクチンの導入が望まれます。万が一、副作用が出た場合は、生後3ヶ月から7歳6カ月までが公費対象年齢なら国が健康被害に対して補償してくれます。公費対象年齢を外れると、医薬品としての補償ですので、死亡に対する補償金が減額されてしまいます。欧米ではすでに、ポリオ不活化ワクチンとDPT(ジフテリア、百日咳、破傷風)3種混合ワクチンとインフルエンザ桿菌b型(Hib)を入れた5種混合ワクチンが公費にて一般的に使用されています。
ポリオワクチンの効果の悪い年齢
1975年(昭和50年)~1977年(昭和52年)生まれの人は要注意。原因は不明ですが、実はこの年齢層では、ポリオワクチンによる免疫の獲得が低いと言われています。つまり、感染する可能性があるわけです。そのため、ポリオのある国に行く時、自分の子どもにポリオワクチンを受ける時には、ポリオワクチンの追加接種が勧められているので、保健所に問い合わせてください。ポリオワクチンを受けた子どもからの便に含まれるポリオウイルスによってポリオを発症してしまう可能性があります。■ 関連記事